福岡ソフトバンクの新戦力、C・J・ニコースキー(33)と森福允彦(20)両投手が左の中継ぎ争いに正式に“参戦”した。8日にフリー打撃に初めて登板し、それぞれ好投。王貞治監督は「第1段階は合格だね」と明言した。三瀬や篠原、神内ら実力派がひしめく「左腕枠」の争奪戦が始まった。
フリーに初登板

 勢いよく激戦区に殴り込んだ。新戦力と期待されるニコースキーと森福の両左腕がこの日、フリー打撃に初登板。それぞれ持ち味を発揮し、左の中継ぎ争いへの“挑戦権”を獲得した。

 「(2人とも)第1段階としては合格だね。ウチは先発がしっかりしているから、(抑えの)馬原につなぐまでを何とかしたい。(2人を)計算していきたい気持ちがあるよ」。見守った王監督は「左腕枠」の争奪戦開始へ向け、高らかにゴングを鳴らした。

 先陣を切ったのは新外国人のニコースキーだった。191センチの長身から投げ降ろす直球にカーブ、カットボール、チェンジアップとすべての持ち球を披露した。川崎や松田ら打者6人に計41球を投げ、ヒット性の当たりはわずか1本。8球で“無安打”だった井手は「球威がある上に、角度もあって球の出どころが少し見えにくい感じだった」。メジャー通算10年で336試合に登板した、豊富な経験を披露した。

 大学・社会人ドラフト4巡目入団の森福も黙ってはいない。171センチの小柄な体を“トルネード投法”のように回転させる変則左腕。「(捕手の)後方にコーチの方々がいらっしゃって緊張しました。ボールが高めにいってしまった」。とはいえ、打者6人に計41球を投げ、ヒット性の当たりは2本。王監督も「スライダーがいいね」とうなずいた。

 ニコースキーは「打者の反応などを見て、いい感触が得られた」と言えば、森福は「もっと低めに集め、内角も突いていかないと」。即戦力らしく、2人ともにこの日の収穫を説明した。昨季は「3枠」だった左の中継ぎ陣。2人の参戦で激しい争奪戦が始まった。
先発5・6番手、捕手・セカンド・外野手と激しい競争がチーム内で続いていますが
中継ぎ左腕も競争が始まりました!
新加入の2人なので、投げるまでは実力などはわかりませんでしたが
2人ともかなりの高評価です
今のところ左腕は篠原が当確で、神内・三瀬と続きますが
この2人は数少ない1軍枠に入れるでしょうか!?
今年は例年以上に競争が激しく、どうなるのか楽しみですね!!