ホークスの新重量打線に「強敵」が立ちはだかった。6日、今キャンプで初めて野手がブルペンに足を運び、外角に広がった新ストライクゾーンをチェックした。審判のコールを確認しながら新ゾーンを体験した多村仁外野手(29)は「思ったよりもさらに広い」と戸惑い気味。投手有利の傾向に拍車が掛かるとみられ、小久保、松中と3人で100発以上を目指すクリーンアップにとっても試練となりそうだ。 ウソのような広がり方だった。背中から響く審判の「ストライク」のコールが悩ましい。「広いですね。思っていたよりもまだ広い…」。今キャンプ初めてブルペンに足を運び打席に立った多村は、苦々しい表情で戸惑いを口にした。 今季からパ・リーグで採用される新ストライクゾーン。外角にボール1個半(約11センチ)、右打者なら、左打席にボールが半分かかるくらいまで広がる感覚だ。WBCや五輪などの国際大会を意識しての採用だが、内角は従来と変わらないだけにやっかいになる。 「外をあそこまでとるなら、内角も変わらないとね。急に打席に立ってもだれも届かないんじゃないですか。ますます投手有利になる」。パに比べて広いとされてきたセ・リーグから移籍してきた多村でさえ、戸惑いを隠せない。第1クール最終日にはフリー打撃でサク越え20発と上り調子だったが、水を差された格好となった。 審判団による“新ゾーン出前講習会”のスタートに伴い、王監督は若手野手に積極的にブルペンに足を運ぶよう指示していた。が、この日、打席に立ったのは多村と松中、柴原の3人。主力の危機感を感じ取ったうえで、王監督は早めの対策を強調した。 「ベテランというよりも若い人に言ったんだけどね。打者としてはボール2個分ほど広くなる。スライダーなんかの逃げていく球は特に、甘い球を逃さないこと」 2002年に高めのストライクゾーンが採用されたときも、打者は一様に戸惑いの声を上げたものの、王監督は「決まったことだから仕方ない」と指示。今回も「こればかりは決まったこと。とにかく甘い球を打つしかない」と繰り返した。いずれにしても、小久保、松中、多村の大砲トリオにとっては難題。王監督の言う「好球必打」を徹底して、やっかいな敵を攻略するしかない。今年パリーグで採用される新ストライクゾーン
外が広くなるというのは聞いていましたが、まさか1個半も広くなるとは・・・
今まで微妙なところだったのがすべてストライク
ボールと言われていたのをストライクと言われると辛いですね
なかなか手も出ないでしょうね
外角へ逃げるスライダーやストレート、踏み込まないと届かない・・・
なのに内角は従来どおりという事なので、バッターボックスギリギリに立ってもストライクと判定
かなり投手有利になりそうですが高めのストライクゾーン同様、自然消滅するんですかね!?
去年の2段モーションも、シーズン後半は怪しいのが結構ありました
新しいルールを作るなら、ちゃんと定着させて欲しいですね
国際大会基準に合わす為ですが、毎年のように変わるルール
選手は大変だと思います。そういう意味でも変えるなら変える!!
そうじゃないと選手は毎年、自分の調整より力を入れなければならない事が出来そうだから・・・