多村VS大村の中堅戦争が幕を開けた。キャンプ初のシートノックが行われた3日、中堅に入った大村直之(30)、多村仁(29)の両外野手がそろって抜群の強肩を披露し、本格的な「センター試験」がスタート。王監督は「競い合って、それぞれが今まで以上のものを出せれば」と、過去の実績は度外視してポジションを争わせる意向を示した。“多村効果”で外野はかつてないサバイバル状態に突入だ。 スタンドからどよめきの声が上がった。中堅から伸びる2本の「レーザービーム」が、中堅戦争の幕開けを告げる。今キャンプ最多1万5000人が訪れ、熱気ムンムンの中で行われたシートノック。多村、大村の“強肩競演”で、センター試験がスタートした。 「ポジションは決めずにいろいろとね。適性を見たいし、今から決めてやることはない」。外野の3ポジションについては白紙を強調し、キャンプ中に回すことを明言していた王監督。とはいえ中堅にはいきなり多村、大村が配置された。「競い合って、それぞれが今まで以上にいいものを出せればいい」。王監督も2人が中堅の筆頭候補であることを示唆した。 2004年オフに近鉄から移籍して2年間、中堅は大村で固定。05年は3度目のゴールデングラブ賞を受賞した。実績十分の大村に対し、王監督は「もともと守備範囲が広い」と当然の評価をしながらも、あえて“刺客”を送り込んだ。 「セ・リーグから優秀な外野手が入ってきたんだから、競わせない方がおかしい。過去の実績は関係ない。それはあくまでも06年までのことであって、これからは07年型でいくんだから」 もちろん、こうしたチーム方針は本人たちも理解している。ともに「特別なセンターへのこだわりはない」と静かにけん制。「競争になるのは当然だよ。実績のある選手だし、自分にとっても勉強になる」(大村)、「どこでも守れるのがプロフェッショナル。勝つために全力でやっていく」(多村)と、王監督の思惑を受け入れて火花を散らす覚悟を決めた。 強肩強打、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では左翼で好守も披露。走攻守そろった多村の加入で、外野は史上空前のサバイバル戦に突入だ。「最終的にどうなるかは分からないけど、チームにとって一番いい形になればいいんだ」。王監督も待ち望んだハイレベルなバトルがいよいよ幕を開けた。2人とも王監督の考えを理解してますね
お互いを認めてるだけに、競争は高いレベルで行われそうですね!
今年はレギュラーはゼロからのスタートと言ってましたが
今年にかける思いの表れでしょうね!?
センターだけでなく各ポジションでレギュラー争いがあります
去年までの実績にとらわれず、今良い選手を使い、強いチームを作るという事だと思います
去年とは違うホークスを今年は見れそうですね!?