ソフトバンクの新外国人に掘り出し物発見? 宮崎キャンプ第1クール2日目、最速150キロの直球を誇る左腕、クリストファー・ニコースキー投手(33)が、今キャンプ初めてブルペン入りした。捕手を座らせ、上手投げと横手投げの“二投流”を初披露。合計48球を投げ、存在感を示した。杉本投手コーチは「球筋がいい。場合によっては頭でもいけそう」と先発入りを示唆するほど。「幻惑投法」を武器に、推定年俸5000万円の格安助っ人左腕の挑戦が始まる。 ニコースキーが投球を重ねるたびに、杉本投手コーチの表情が緩む。左上手から最速150キロという力強い剛球を投げ込めば、34球目からは突然、横手投げを披露。上手投げとは対照的にカーブ、カットボールと“軟投派”の一面も披露しながら、来日初投げを終えた。真後ろから投球を見守った杉本コーチは、変幻自在な投球を見せたニコースキーに対し、冗舌になった。 杉本コーチ 球筋がよかった。コントロールも悪くない。初めて見たけど、いいと思う。大げさに聞こえるかもしれないが、場合によっては頭(先発)でもいけそう。それだけの実力は見込める。 先発には斉藤和、和田、新垣、杉内と自慢の「4本柱」が存在する。さらに今季はヤクルト時代の昨季、ノーヒットノーランを達成した新外国人右腕・ガトームソンに加え、希望枠入団の大隣、3年目の高橋秀などが控え、球団もニコースキーは左の中継ぎ候補として獲得した。年俸も昨年在籍した右腕カラスコの4分の1となる5000万円と格安で獲得。杉本コーチの報告を伝え聞いた王監督も「本当か? リポート(編成陣の報告書)を見るとスタミナには自信があると書いてあったけど、向こうでの実績は中継ぎでしょ。また迷っちゃうね」と想定外の“副産物”に、苦笑いを浮かべるほどだった。 03年に近鉄、昨年は広島から誘いの言葉を受けた。契約には至らなかったが「そのときに知り合いを通してだけど、日本球界のこともいろいろ聞いて頭に入れたよ」と勉強家である一面も見せた。キャンプインの前日1日は投球練習こそ行わなかったが、杉本コーチに懇願してほかの投手の投球練習を見学。杉本コーチは「日本の野球になじもうとしてるんだろ」と好印象を抱いた。 今季から外角ストライクゾーンの正否が徹底され、投手が有利となることは間違いない。左横手から左打者には逃げるような、右打者にはクロスファイアー気味に内角を突くことができ、ニコースキーにとってもプラスとなる。今後は紅白戦、オープン戦を通して自身の働き場所を模索することになるが、ニコースキーは「どこを任されても一生懸命投げるだけ。なぜならオレはチームの優勝に貢献するために来たのだから」と語気を強めた。その言葉には、異国の地で勝負する決意が強く込められていた。 ◆クリストファー・ジョン・ニコースキー(登録名ニコースキー)1973年3月9日生まれ、33歳。米国ニューヨーク州出身。セントジョーンズ大卒。95年にレッズでメジャーデビュー。以後、8球団を渡り歩いた。趣味はゴルフで、ベストスコア77を誇る。メジャー通算成績は336試合登板、18勝32敗3セーブ、防御率5・37。最速150キロ。183センチ、84キロ。左投げ左打ち。ちょっと前にも記事にしましたが、詳しく載ってたので・・・(汗)
戦力となる選手が多いのは嬉しい事でしょうが、監督は先発を選ぶのに悩むでしょうね!?
二コースキーの「どこを任されても一生懸命投げるだけ。なぜならオレはチームの優勝に貢献するために来たのだから」というコメントは本当に心強いですね!
さらに勉強熱心な一面も・・・他の投手の投球練習まで見るとは驚きです!!
早く生で見たい!!(爆)