ソフトバンク王貞治監督(66)が意外な? 掘り出し物を見つけた。29日、西戸崎合宿所(福岡市東区)での新人合同自主トレ最終日を視察。セーター姿で室内練習場を動き回る指揮官の視線がブルペンにいた身長181センチの男にとまった。大学・社会人ドラフト6巡目指名を受けた川頭(かわず)秀人投手(21=福岡大)だ。王監督は眼鏡の奥の目を光らせ「フォークもいいし、スタイダーもガッと曲がったね」。口角泡を飛ばし、絶賛した。 ここまで新人3投手の中では目立つ存在ではなかった。大隣が京都市内の一流ホテルで行った仮契約も、川頭は福岡ヤフードームにある球団事務所で結んだ。契約金も大隣の1億円プラス出来高5000万円には程遠い、3000万円と対照的だ。「マイペースで調整します」と、ブルペン入りも20日と3人の中では最後。それでも自主トレ最終日、才能を感じ取った指揮官の足が約15分間くぎづけになった。 この日中腰の同じ3巡目ルーキー高谷捕手を相手に投げた40球のうち10球が「自信がある」(川頭)というフォーク。大学2年からジムで肉体強化に取り組み、入学当初は140キロに満たなかった直球が4年秋に147キロまで成長。そして最終学年で習得し、プロへの道を切り開いたのがこのボールだ。「1球、とても落差があるのが来ていた」と高谷も驚いた。ジャイアント馬場(故人)の必殺技に名字を引っ掛けて「かわず落とし」と命名した勝負球にまずは王監督が反応した。 大隣は右足甲ねんざの別メニューだっただけに、王監督にとっては意外な収穫になった。自主トレ視察の滞在時間は前回15日を約30分上回る3時間。合宿所を離れる際、通路で川頭を見つけると足を止め「あのフォークは使えるよ。頑張ってね」とげきを飛ばした。昨秋のドラフトを「120点」と最高の評価をした指揮官の目に狂いはなかったようだ。他の選手と比べて期待も大きくなく、話題も少なかった川頭ですが
ドラフトにかかるだけの選手ですから、もちろん力はあると思います
王監督の目に止まったフォーク、受けた高谷も驚く落差ですから凄いんでしょうね!
去年は松田・本多が即戦力と騒がれましたが、活躍したのは藤岡でした
今年も大隣・高谷・森福の評価が高いですが、活躍するのは川頭かもしれませんね!?