「ポスト松坂」はだれだ−。福岡ソフトバンクが、西武をV奪回の最大のライバルと位置づけて徹底マークすることが26日、分かった。キャンプ第2クールから、同じ宮崎県内の南郷町でキャンプを張る西武のもとへ、豊倉孝治チーフスコアラーを派遣する。8年間でホークス戦通算30勝(プレーオフを含む)を挙げた松坂大輔投手に代わる難敵候補として、ルーキー岸孝之投手と新外国人ジェイソン・ジョンソン投手をリストアップ。タップリと情報収集して、開幕までに丸裸にする構えだ。 新たな天敵はつくらない。8年間で献上した白星は実に30個。鷹狩り名人の松坂が抜けたにもかかわらず、今年もホークスが西武を徹底マークすることになった。「普通はあのクラスの選手が抜ければ弱くなると思われがち。ただ、そのことで逆に相当な危機感が芽生えている」。王監督が言葉に力をこめた。 宮崎キャンプ第2クールから、さっそく南郷に豊倉チーフスコアラーを派遣。実戦練習の前、しかもチーフが直々に足を運ぶのは異例だが、王監督には狙いがある。「西武は過去にも清原が抜けた後に松坂が出たし、松井(稼頭央)が抜けて中島が出てきた。そういう土壌があるチーム」。主力が抜けた大穴を確実に埋めてきた「実績」があるからこそ、こちらの動きも自然と早くなる。 現状で松坂に匹敵する投手は見当たらない。それでも、気になる新戦力はいる。「岸とジョンソンは見ておきたい。特に岸は真っすぐ、スライダーがいい」。豊倉チーフスコアラーは、同じく西武で松坂と並ぶ「タカキラー」として通算37勝を誇る西口をほうふつさせる希望枠右腕と、総額3億5000万円の助っ人右腕を、真っ先に警戒リストに書き込んだ。 ホークスの打線が低迷した昨年はともかく、松坂はいつも「鷹狩り」の中心にいた。プレーオフでも通算3試合で2勝0敗。V争いの正念場で苦しめられてきた経緯がある。仮に岸、ジョンソンが天敵化すれば「ポスト松坂」としてぶつけられることは必至。「2人に限らず、いい投手は最初にたたいておくことが鉄則」と、豊倉チーフスコアラーも真剣だ。 「岸は“西口2世”だろう? 松坂がいても入っていたんだろうが、要警戒だ。キャンプ、オープン戦から準備しないといけない」。昨年は西武をプレーオフで撃破したとはいえ、シーズンでは負け越し。過去25年で2度しか勝ち越していない宿敵対策に、王監督の声のトーンも上がる。怪物の「残像」をきれいに消し去って、王ホークスが頂点に立つ。去年のダルと八木が良い例ですよね~
目立った補強が無かった西武の中で、注目はこの2人でしょうね
ホークスにとっても、他球団にとっても松坂がいないのは大きいです
その分、他の投手が出てくるとダメージも大きいでしょうね
松坂いなくなったのに、あんまり変わらんやん・・・ってなるかも!?
今年はホークスの打線も改善され、去年よりはましになってますが
苦手投手を作るのは、どの球団でもよくない事なので
チーフスコアラーを中心に丸裸にして、打線爆発させて欲しいですね!