福岡ソフトバンクの山崎勝己捕手(24)が24時間「野球漬け」で正捕手の座を狙う。22日に西戸崎室内練習場で2次自主トレを開始したプロ7年生は「144試合フルイニング出場する」と気合十分。今オフは筋トレに加え、昨季データの再検討など“脳トレ”にも励み、的場らライバルたちとの捕手戦争を勝ち抜く意気込みだ。
夜は脳トレ

 鍛えるのは体だけじゃない。正捕手の座を奪う最大のチャンスに、山崎が明かしたのは「昼は筋トレ、夜は脳トレ」の24時間“野球漬け”のレギュラー奪取計画だった。

 「今季は144試合、フルイニング出場を目指す。ライバルも多いし、負けられない。特に打撃でアピールしたい。今は筋トレに加え、昨シーズンの自分の打撃を映したDVDをチェックしていますよ」。この日、2次自主トレを開始したポスト城島の有力候補は気合をみなぎらせた。

 昨季は捕手陣で最多の105試合に出場した。5月20日のヤクルト戦ではプロ初本塁打を放ったが、結局、打率は・229。「5、6回に代打を送られ、途中交代が多かった。今季は首脳陣の信頼を得たい」。リード面はもとより、打力の大幅アップで定位置をつかむ意気込みだ。

 そこで、スコアラー陣が昨季の試合データを編集したDVDを入手。パ5球団、各2枚ずつの計10枚を見ながら自らのノートと照らし合わせ、傾向と対策を練った。さらに、自身の全打席と守備をまとめたDVD2枚組みも加えた計12枚を何度も見直した。

 「打撃フォームはシーズン前後半で全く違っていた。後半は疲れが出たのか軸がブレていた」。その修正へ、1月の鹿児島、宮崎での第1次自主トレで体幹を強化。体重も4キロ増の85キロにしてパワーアップを図った。既にフリー打撃も行い、2月の宮崎キャンプでは王監督ら首脳陣に、打てる“ニュー山崎”を印象付けるつもりだ。

 昨季はあと一歩でつかみ損ねた正捕手の座。今季こそ、確実に手に入れてみせる。
ホークスの弱点は捕手ですから、山崎にも頑張ってもらいましょう
去年はリードの方で頭が一杯な部分もあったと思うので
1年経った今年は言い訳も出来ないと思うので頑張ってくれるでしょう!
今のところ高谷の評価が高いですが、1年間通して捕手というポジションのレベルを落とさない為にも
高谷だけでなく、山崎・的場にも成長してもらわないといけないと思います。