決めれば天国、外せば地獄。秋山幸二総合コーチ(44)が20日、「サドンデスキャンプ」を予告した。昨秋キャンプで反復したバスターエンドラン、盗塁などの実戦練習は、春季キャンプでは第3クール以降に短期集中で行う見通しを披露。「そんなに何度もやらない。1回で終わりかもしれない。決められない人は(B組へ)どうぞ」と、進歩のない落後者は容赦なく振り落とす考えだ。

 地元・熊本の晴天の下で行われた野球教室。秋山コーチは開会式で小学生200人へ「プロ野球選手になりたい人はいる? 」と投げかけ、続けた。「プロ野球選手になるには、野球がうまくなるにはどうしたらいいか。練習することです。練習の中でも、考えること」
 そこには自主トレに励む自軍の選手へのメッセージも隠されていた。

 秋季キャンプで繰り返したバント、バスターエンドラン、盗塁などの実戦練習は「春のキャンプでは後半になる」と明かした上で、求めたのは“一撃必殺”の水準だ。「そんなに何回もやらないよ。1回で終わりかもしれない。競争に入る人は、そこできっちり決めないとね。決めればオープン戦、開幕1軍いけるぞという風になるけど、できない人は(B組へ)『どうぞ』だな」。そう言って手を“ペッ”と払った。

 初日からケース打撃を行い、選手、報道陣を驚かせた秋季キャンプ。成功率10%そこそこから始め、何度も繰り返した。「そういう機会がなかったからね。練習の中でできるだけやっていこうと」。だが、開幕直前に悠長なことはできない。「秋と春のキャンプは違う。時間がないからどんどん段階を上げる。(シーズン)144試合から逆算してやらないと」。開幕1軍の輪郭が見え始める時期に、足踏みしている者は振り落とされる。
 「キャンプ前半だけじゃなく、自主トレ中も課題を持って仕上げないと。小久保、松中あたりはきっちり逆算してくる。B組でも(実力が)上の方の人たちは、しっかり準備して合わせてきてほしい」。 失敗、即入れ替え−。まさにサドンデス・ルール下の実戦練習で、粒よりの戦力を形成する。
過去の実績やこれからの選手は、ある程度大目に見られるかもしれませんが
ここプロの世界!出来なかったら、下に落ちるのは当然です
失敗ばかりで上に残る人がいなくならないように・・・
成功者ばっかりで誰を落とすか悩むぐらいに・・・
そんな実りあるキャンプにして欲しいですね!!