1995年1月17日といえば阪神大震災

多くの尊い命が奪われ、多くの家が倒壊し、町も人の心もボロボロだった

当時、イチローの活躍もあって、オリックスはAクラス常連チームになりつつあった
そして、震災の年「頑張ろう神戸」のスローガンを掲げ神戸の人たちと共に戦った
結果は12ゲーム離してのぶっちぎりの優勝
あの時、オリックスの優勝でどれだけの人が勇気をもらい、生きる活力を得たか・・・
翌年は日本シリーズでも優勝し、神戸市民に元気を与えた
そして95年から続いた「頑張ろう神戸」のスローガンも98年をもって終了
大いに、震災神戸の復興に良い影響を与えてくれた

震災以前からもホークスファンだった自分も、
(ホークスの優勝は無いと思ってたので)この時ばかりはオリックスの優勝を喜んだ

そんなオリックスも現在はお荷物球団・・・
合併・球界再編・前川事件など、当時の面影は微塵もない
震災当時のオリックスというチームは良い選手も多く、とても魅力的なチームだった
あの時とは選手がほとんど代わってしまったかもしれないが
ファンの心には”あの時”の記憶がある
どうか、いち野球ファンとして・被災者として、あの時の気持ちを取り戻してほしい


もう1つ神戸を支えたチームがあります
サッカー、ヴィッセル神戸

皆さんはご存じないかもしれませんが
ヴィッセルというチームが正式に誕生したのは1995年1月1日
震災の年に生まれたチームなのです

初代監督のバクスターは変わり果てた神戸を見て、トレーニングするグランドもない、
時間もない、選手はバラバラになっているなど、続けるのは不可能と思ったそうです
しかし、神戸の人々が精神的苦痛に耐えながら、復興のために一所懸命頑張っている姿が目に映り
その姿に驚き、心から感動し勝利を目指して頑張る事を誓いました

その年スタートダッシュに失敗しながら、後半に快進撃を見せシーズン6位終了
天皇杯では清水・磐田を撃破し神戸を盛り上げ、翌年2位でJ昇格を果たしました
その後はなんとか残留が精一杯の状態が続き、親会社も楽天へと変わりました

2005年、シーズン最下位でJ2降格・・・
翌2006年はファンにはもっとも思い入れがある初代監督バクスターが復帰し、
シーズン3位、入れ替え戦で福岡を下し再びJ1の舞台へ返り咲きました

2005年、降格に危機にあった不甲斐ないヴィッセルを鼓舞する為に作られた歌
それが神戸賛歌です(元歌は愛の賛歌)   歌はこちら

この歌を聞くと込み上げてくるものがあります
そして、ヴィッセル神戸も神戸サポも震災を忘れません