福岡ソフトバンクの柳瀬明宏投手(23)がオープン戦からの“皆勤”で中継ぎエース襲名を目指す。17日、西戸崎室内練習場で2次自主トレをスタートさせた右腕は「シーズンを通して活躍したい。60試合以上の登板が目標です」。まずはオープン戦全18試合(練習試合1を含む)のブルペン入りで試運転、シーズン全144試合でスタンバイする意気込みだ。 2年目の飛躍へ向けた決意だ。この日、2月の宮崎春季キャンプへ最終準備段階に入った柳瀬が「新年の誓い」として掲げたのが、中継ぎエース襲名だった。 「今年はシーズンを通して投げたい。60試合以上の登板が目標。1年を通して投げたことがないので、調整法など難しいと思うけど、吉武さんの代わりになれるように頑張りたい」。吉武は昨季まで2年連続60試合以上の登板で中継ぎエースとして君臨したが、巨人に移籍。その“大穴”を埋める意気込みだ。 1年目の昨季、大学時代に受けた右ひじ手術のリハビリで出遅れたが、8月下旬に1軍昇格を果たした。同28日の西武戦でデビューすると8試合連続で無失点リリーフ。登板10試合で防御率0・68と、シーズン終盤の中継ぎ陣を支えた。 「昨季はいい感じで終えたし、肩を休めないようにしたかった」。昨年末から母校の龍谷大などで1次自主トレを開始。連日の走り込みに加え、キャッチボールと遠投で肩の状態を維持してきた。近日中にブルペンでの本格的な投球練習を始める予定だ。 フル回転の資本となるスタミナ増強にも着手した。毎食、ノルマとしてどんぶり飯2杯を胃に詰め込み、筋トレで鍛え上げた。現在の体重は4キロ増の76キロ。キャンプでもサイズアップを継続し、80キロまで増やすという。 2月24日に始まるオープン戦と練習試合の全18試合でブルペン待機を志願。フル回転へ向けたスタミナ試験でシーズン全144試合でスクランブル可能な態勢を整える。「まずはオープン戦で結果を残して自信をつかみたい」。昨季のプレーオフ第1ステージで2勝を挙げたラッキーボーイが、中継ぎエースの称号を取りにいく。去年の終盤の活躍が今年も続けば、ホークス中継ぎ陣も安泰でしょう
吉武の穴は大きいですが、柳瀬1人で埋める事は考えず
去年2軍の中堅投手にも頑張ってもらいましょう!