福岡ソフトバンクの大学・社会人4巡目入団、森福允彦投手(20=シダックス)が“御前投球”で2月の宮崎春季キャンプでのA組(1軍)入りを猛アピールだ。この日、西戸崎室内練習場(福岡市)での新人合同自主トレで王貞治監督(66)が見守るなか、新入団4投手のトップを切ってブルペン入り。直球やスライダーなど5種類の持ち球を披露し、即戦力を印象づけた。
室内練習場に響くミット音が“強烈デモ”開始の合図だった。野手の打撃練習を見ていた王監督が、その小気味いい音に誘われるようにブルペンに急行。球を受けた田口育成担当の間近に立ち、初めて見る森福のピッチングに鋭い視線を送った。

 「王監督からどう見ていただけたのか分かりませんが…。自分の持ち味は変化球なので、すべてのボールを投げました。まだ仕上がりは7割ぐらいですが、感触は悪くなかったと思う」。立ち投げでの39球。猛アピールを終えた左腕は納得の笑みを浮かべた。

 即戦力としてのプライドだった。昨年12月中旬までブルペンで投げ込み、調整してきた。年末に故郷の愛知県に帰省した際もキャッチボールや遠投などを欠かさず、肩を休めることはなかった。「とにかくスタートから1軍。初めからコケてはいけない」。目標は開幕1軍入り。そのためには春季キャンプでのA組スタートが自らに課した最低ノルマだ。

 ミットを鳴らした田口育成担当は「この時期にこれだけ投げればたいしたもの。いろいろな変化球も投げていたし、器用だと思ったよ」と驚いた様子。王監督は「投球フォームがしなやかだね。打者はタイミングが取りにくいだろうな。左打者には横から投げるんだろ」。この日は披露されなかった対左打者限定のサイドスローにも言及するなど、期待の高さをうかがわせた。

 「サイド(スロー)の方も完ぺきにしていかないといけない。まだ走り込みが主ですが、これから追い込んで感覚をつかんでいく」。平然とした口調で今後のペースアップを宣言した森福。この日のデモは“さわり”にすぎない。ここから即戦力左腕の実力をさらに見せつける。
大隣が騒がれているので、社会人としてのプライドもあったのでしょうか!?
中継ぎ要員となるのか、先発6人枠に滑り込むのか・・・俺を忘れるなってとこでしょうか?
個人的には森福には左の中継ぎエースとして去年の藤岡のような活躍を期待してます!
篠原・三瀬は不安定ですし、二コースキーは未知数ですしね(汗)