井口打法で今季こそ打率・280や! 的場直樹捕手(29)が9日、沖縄県名護市で合同自主トレ中のホワイトソックス井口資仁内野手(32)から「右打ちの極意」を盗む意欲を明かした。昨季は打率・146と低迷し、定位置固めに失敗。「井口さんを見本に、右翼へ強い、大きい当たりを飛ばせるようになりたい」と今季テーマを設定。悲願の打力アップで正捕手取りに再挑戦する。 ■ミスター右方向 シーズン中も国際電話で助言を受けてきた師から、今オフは目と耳をフル稼働させ技を盗む。「井口さんといういいお手本がいる。極端に言えば、今年は反対方向ばかりに打つ意識でいきたい」。的場は井口のティー打撃に目をこらした。 昨季の20安打中、左方向への安打が12本。ライバルの山崎は全方向に打ち分け56安打を放っただけに、右方向への打撃は重要課題だ。そこでヒントになるのが“ミスター右方向”井口。ダイエー時代の2003年、阪神との日本シリーズでは本拠地での第6、7戦で右越えに2戦連発。城島も「(ヤフー)ドームの右翼席に本塁打を打てるのは井口さんぐらい」と舌を巻いていたほどだ。 ■得点効率高める 「自分は(左方向に)体が流れる癖がある。井口さんからは『ボールに最大限、力を伝えろ』とアドバイスされた。井口さんはインパクトの瞬間に手首を返して、右に大きな当たりが打てる。簡単やないけど、できるように練習します」 打順は9番が“定位置”。その現実も踏まえ、チーム打撃に徹する狙いも当然ある。「本多とか俊足の打者が前を打つことが多い。走者一塁で右前打なら一、三塁にできる」。つないで主軸に回し、得点効率を高める。 山崎に加え、新人高谷も正捕手戦線に参入する今季。「王監督は打てる選手が好きやから、打撃のいい順に使われるやろうね。何とか右方向への打撃で数字を残したい」。今季も目標は打率・280。「また半分」では終われない。井口プロデュースで右方向への打撃を磨き上げ、必ず王監督を振り向かせる。打撃面では一番遅れをとってると思われる的場・・・
的場の言うように、王監督は打てる捕手を使うでしょうね。
そうなると、本格参戦の田上の打撃が1番ですが捕手としての能力がどうか・・・
的場は打撃が良くなれば正捕手も十分あるでしょう!