07年ドラフトは再び新たな制度で行われる予定になっている。NPB(日本プロ野球組織)は、昨年までの暫定ドラフトを検証し、実行委員会で新制度を作る議論を始め、開幕までに煮詰めたい考えだ。

 選手会は前回05年の制度改正で1人に減った「希望入団枠」の撤廃を求め、完全ウエーバーが無理なら上位指名での抽選導入を提案した。しかし、希望枠を撤廃すれば、意中外の球団に指名された選手が海外に流出する恐れもある。

 流出を避けるには、現行9年のFA取得期間の短縮が必要だが、前回の改正がFA短縮を望まない球団が多く希望枠を1つ残す妥協案でまとまった経緯もあり、紛糾が予想される。

 一方で各球団には、松坂をはじめポスティングシステム(入札制度)で米国へ移籍するケースが続出したことへの危機感もある。広島・鈴木球団本部長は、現状では野球協約違反となる「ドラフトでの指名権の譲渡や、ドラフト直後のトレードを検討すべきかもしれない」と話す。

 また、高校生ドラフトについては入札抽選継続を望む声は多いものの、正式決定していない。

 今季のドラフトはどうやって行われるのか。中田だけではなく、これらを含めた“ドラフト改革”にも注目だ。 
ドラフトにはいろんな問題があるうえに、各球団の思惑もあって
すぐにはまとまりそうにないでしょうね。
自分の意見としては、希望枠や逆指名選手にはポスティングを認めず、FAの権利も短縮しない
一方で、それ以外で指名を受けた選手はFAの権利を短縮する
っていうの良いかと思います。
ドラフトの制度とFA制度とポスティングの制度が一体となっている以上は
すぐには結論はでないでしょうし、今年以降も考える余地がありそうですね。