暴行、傷害事件といった刑事事件で加害者になった場合の対処、対応に関するブログ

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暴行、傷害といった刑事事件で自分や家族が突然加害者になった場合、何をしなければいけないのかという、流れ的なものを書いていきます。

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 別に弁護業界に限らずですが、他業種でも個人と大手でみると、大手は当たり外れが少なく平均的、個人は当たり外れが大きいというイメージです。


 外食産業で言えば、本当においしい店は大手チェーン店でないですよね。1店舗でこだわられていることが多いです。
あっても姉妹店やのれん分けで、きちんとした修行や教育の上での話。
そのかわり、なぜ店を出したのかわからない、適当な不味い店もありますよね。
反面、大手チェーンは劇的に美味くないかもしれませんが、食事する分には問題ないレベルだし美味いかどうかで言えば美味いし、確実に味が予測できますよね。

要は使い分けかなと。

 本当にやっかいな事件であれば口コミのみでもやっていけるような超一流弁護士が必要でしょうし、よくある事件、類似例が多いような規模であればノウハウの多い大手の方がスムーズにいくかと思います。

みなさんも自分の事件規模をよくみて判断してください。
この件はそうとしか言えないです。すいません。

 広告に関する考え方ですが、弁護士を多数抱えている事務所と、個人の場合、同じようにインターネットに広告を出すにしても、弁護士1人頭の金額にすれば大手の方が安くなりますよね。

(広告費÷弁護士数)


費用対効果が十分高いことを考えれば


大手の広告だしている = イマイチ


とはならないかなと。広告と能力は別物と考えて良いと思います。

 全国展開しているような弁護士事務所ですとインターネット(最近はTVも?)などで広告を出しているところも多いです。


広告を出すのは、口コミだけでは客が集まらない程度の腕だから大したことない。


などという意見もたまに確認します。

実際のところ、能力よりも事件の大きさによってはだいぶ差はあると思います。

この書き方だと大手はだめみたいにとられるかもしれませんが、個人でもできる人もいればできない人もいますし、 あくまで事件の難しさや相性に留意する部分が大きいかと思います。

 弁護費用以外にもかかる費用が2つ存在します。


1つは和解金(示談金)です。


被害者さんへ支払う治療費や慰謝料ですね。

これも弁護士さんの腕次第でしょうが、暴行でも傷害でも、略式罰金の金額前後がMAXのようです。あとは加害者側の社会的立場(前科を付けられない)によって上積みもあるようです。

傷害だと怪我や後遺症次第では青天井になる部分もあるようです。怖い話ですね。


もう1つが、少し前にも書きましたが、罰金です。略式っていうのかな。

それで払うやつです。

不起訴になれば支払いはないのですが、そう甘い考えだと痛い目見ます。
これは実際判決がでた後なので、時間は十分にあります。しっかり貯金しておきましょう。

なので、金銭的な話で言うと、暴行であればおおよそ100万~130万、傷害であれば最低でも200万円位は必要になると思います。

 弁護士さんに正式に依頼するとなると、契約書を取り交わすわけですが、
当然、弁護費用が発生します。


一概にいくらとも言えませんが、数十万~となることは覚悟してください。

加害者として依頼する場合、


・刑事、民事もしくは両方
・被害者の数


などでも料金は変わってきます。


大手もそうですが個人でも、最近はHPで料金内訳を掲載している場合が多いようです。
高額な分、明瞭会計なんですかね・・・。


私の場合、暴行事件、被害者1人で刑事民事両方併せてで、手付け金が50万少し越えました。成功報酬も同じくらいでした。


 接見回数などによって追加料金が発生したりする場合もあるそうです。
まあ早い話が、


予想以上に長引いたりこじれたりしたら、追加料金発生します


ということ。

その辺は契約前に説明があると思いますし契約書にも記載されていると思います。

弁護費用は非常に高額なので分割払いに応じてくれるところもあれば、

そういうシステムがないこともあるので、まとまったお金がないと選択肢が減るので大変です。
成功報酬は後払いなので、とりあえず手付け分だけはなんとかかき集めてください。