
3/6(日)ボランティア伴走者デビューしてきた。
所属はもちろんラントレ関西で。
篠山マラソンの応援に行くか迷ったが、以前から興味のあった視覚障害者のマラソン伴走をする事にした。
ロードレースは約2年ぶり3回目。
数日前に大会事務局より案内が届き、伴走させてもらう方のプロフィールがわかった。
10km 女子 弱視の部
長崎県の方で、申告予想タイムは70分。
なので自分も1kmを6分ぐらいで走る練習をして本番に臨んだ。
レース当日は伴走者の受付が先で、その後伴走講習会があった。
ここでは全盲の男性の方が俺とペアを組んでくださり、実際にトラックを走ってみた。
視覚障害者の方の伴走は初めてなのでアドバイスを求めると…
とにかく状況を言葉ではっきり伝える事と、もし可能ならリズム・歩幅も合わせてあげるとランナーは走りやすいと教えていただいた。
その後ランナーの受付がはじまり、ランナーのSさんと対面。
すごく気さくで素敵な方。
Sさん「右目は全く見えません。左目は0.00…いくつだったかな…」
俺「(30cmぐらいの距離の)今、僕の顔は見えてるんですか?」
Sさん「見えてます。でも視野がほとんどないので、足元や横は全く見えません」
俺「伴走するのは初めてで、ロードレースも2年ぶりです。山を走っています。よろしくお願いします。」
開会式を終えてウォーミングアップ。
そしていよいよ10kmの部スタート。
Sさんは去年もこのレースを走られて、その時は58分ぐらいやったらしい。
でも申告は70分なので最後尾からのスタート。
とにかく俺が緊張するとSさんにも伝わると思ったので、
もう自分も楽しんでやれという気持ちで走った。
「10m先、直角左折です… はい、左~」
「はい、上りま~す… はい、フラット~」
「10m先一人います。右から抜きます… はい、右から抜きま~す」
「イイっすよ~、かなりイイ ナイスペース」
Sさん「気持ちイイ~」
「ラスト!競技場入ります!残り500!」
「残り200!60m前に女子ランナー!イケる!抜こう!頑張って!」
「ラスト100…頑張ろう!差は縮まってる!…50…20…10!」
「ゴー~~~ル!惜しい、もうちょっとで抜けました!でもナイスラン!素晴らしい!」
係員「おめでとうございます!10km女子 弱視の部 2位です!」
Sさん「え~~~~~?!やった~~~~~!!」
俺「やった~~~~~!! おめでとう!!」
タイムは53分ちょい。
感動!
思わず二人で抱き合った。
10kmがすごく短く感じられた。
もっと一緒に走っていたかった。
何度か腕もぶつかったし、不安な思いをさせたのではないかと思ったが、
Sさんは本当に感謝してくれた。
Sさん「私なんかの伴走でもったいなかったです。ありがとうございました。」
俺「何を。Sさんさえイヤじゃなければ、来年もお願いします。」
Sさん「本当ですか?! じゃあ、来年の申込みは伴走者としてお名前を書かせていただいていいですか?」
俺「もちろんです! ありがとうございます!」
Sさんはフルマラソンにチャレンジするのが夢らしい。
ぜひ一緒にチャレンジできたら素晴らしいと思う。
滋賀と長崎、離れすぎやけど…。
