奥に見えるのが角島大橋と鳩島という島です。

あの島のあたりのワカメと赤ウニが美味いです。

 

これから夏の海水浴シーズンかなり混みます。

 

水着の女の子を見に行きたいけど、潜りにイカにと一時もだらける暇がない

 

 

妻にしばかれそうだし…。

自営業としては、暇がないというのはうれしい事ですね。

この稼ぎ時にがっつり稼いで時化ばかりの冬を乗り切ります。

 

俺の代わりに是非!男性諸君

いい感じの女の子を浜辺でレッツナンパです

 

 

さて

 

出漁時間

 

12時~18時

 

結果

サザエ10kg程

トコブシ15~20kg程

アワビ7個

 

 

今日はトコブシをコツコツ掘る作業

 

サザエを発見しても結構放置

 

サザエを取っていると、どうしてもトコブシとる作業が遅れるので。

手ぶらで上がるのが寂しい時に拾ってきたかんじ。

 

アワビもトコブシを取っている時にたまたま目に入った物を取ったくらい。

 

 

一概に潜り漁

 

といっても

 

トコブシ

アワビ

サザエ

 

獲り方も目の配り方も全然違います。

 

 

トコブシをとりまくると来年のトコブシがいなくなると嫌なので、ちょっと深場のアワビを狙おうかと考え中。

自分で言うのもなんですが、俺だけがうちの港でえげつない量のサザエやトコブシを獲るので。

 

 

みんな70歳上が多くお金持ちも多いのでそんな金の為!とやる人は少ないです。

寒いし疲れますしね。

口空けの最初の時間から最後まで居るのは自分だけです。

 

 

1日潜って7万~8万円になっても、来年につなげる為にあえて獲らないのも大事な考えの一つ。

磯の商売ってそんなものです。

 

乱雑にひっくりかえされた石を、トコブシの住みかになるように平らに綺麗にならべたり。

出荷規制のないトコブシでもちょっと小さい物は放置したり。

潜り漁の最中にもそんな事をして来年に繋げています。

 

昨年整えた岩にトコブシが4個5個付いているとなんかうれしいです。

 

 

漁師の中では

 

獲ったもん勝ち!

 

なんて言葉もあります

 

 

「昔はもっとおった」

 

という言葉を口にする漁師も多々居ます。

 

 

 

感慨深いですね。

 

 

 

潜り

 

 

というか、とこぶし獲りは去年の半分程に控えて、あとはサザエ、アワビで安定収入

磯の商売は俺が今後漁師として40年50年と続ける気なので、長い付き合いになります。

 

トコブシはほぼうちの港でしか獲れないレア物なので。

ちょっとした環境の変化や乱獲で居なくなると予想されますし。

何故ここだけに居るのかも謎です。

 

獲った年の様子を見て休む年も必要になるかと思います。

潜っていると無限に居る様に感じますが無限では決してないので。

 

 

現に獲り過ぎて潜り数年禁止になっている港もありますし。

 

 

そして不足した分をイカで補おうかと考え中。

 

 

目の前に1万円札が転がっていても、それをあえて獲らない事で

来年、再来年の2万3万に繋がる。

 

 

わかっていても、それをできるか否かで言うと、

 

 

まぁ難しいでしょうね。

 

 

2、3万もらえる保証なんてどこにもないですし。

 

 

ですが漁師として手ぶらで港に帰るなんて情けない。

と自分は思ってしまいます。

 

漁師ってこんな葛藤もあります。

 

 

 

妻も

 

「私もとりたい!」

 

と、一緒にがんばってとってくれました

サザエ2kg

トコブシ1~1,5kg程

 

 

泳げないのによく6時間も一緒に頑張ったと思います。

 

「私10分の1もとれなかった」

 

としょんぼりしていたけど

 

 

口だけや、言い訳をしてやらない人が多い世の中

 

結果はどうあれ行動できる人は100人に10人も居ない事

日本中で潜りをしてサザエやトコブシを6時間も頑張って連日とる妻は妻人口の1%も居ないよと

 

 

そして俺が磯見漁の最初は3時間でサザエ6個しかとれなかったけど、悔しくて口を血だらけにしながら練習してアワビをとったりした話をしたら

 

 

 

「明日も頑張る!」

 

 

もう足腰が立たず、体中青あざ、口の周りも潜り用具で荒れてご飯を食べるのも疲れるという状態の中張り切っていた。

 

 

仕事で家庭を守る。

 

 

稼ぎで家族を守る

 

 

という気持ちは、男という性別は比較的強いですが。

 

 

自分だけで家族を守る

 

 

そんな事より

 

一緒にこうして頑張って、お仕事も一緒にできるのがとっても楽しい。

お仕事の話を一緒にするのが楽しい。

頑張っている姿も見れるし、とっても夫として尊敬できる。

頑張った稼ぎも一緒に喜べる。

 

 

妻の言葉です。

 

体力や力は断然男のが女より上ですが。

心や感情の力というのは女のが断然上な気がした経験でした。

 

女性は男と違って

 

一緒

 

というのが好きなのかな?

わからないですが。

 

 

潜り→夜イカ

という、いかつい男の漁師でも逃げる様な鬼畜コースを連日付いてきていますから。

 

 

新婚の今だけかもしれませんけどね 笑

 

 

 

独立の漁師はすべて一人でやらなければならないのですが、力も漁の経験もない妻でも日に日に物凄い戦力になります。

最初は俺もそこまで変わらないと思っていたのですが。

 

 

人一人の力とは絶大なものですね。

 

 

 

 

 

家庭を持っている方で、これから漁師になろうとしている方

 

妻や子供を家族を

 

「ただ守らなければならない」

 

 

という存在ではなく

 

 

漁師になると

 

家族総出で共に沖で戦う

 

【戦友】

 

 

みたいな絆も生まれるかもしれませんね。

 

何かうちはそんな感じになってきてます

 

 

漁師になって

 

 

結婚して

 

 

初めて知りました。

 

 

人生わからないものですね。

 

 

俺「そういえば俺達結婚したんだね」

 

妻「そうだよ!でもそんな感じしないね。だた一緒に海で遊んでる感じ(笑」

 

 

結婚というのもまだよくわからない。