膀胱全摘時 新膀胱・回腸 どっち? | たかみちの膀胱癌・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症記録

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H24.5膀胱癌で膀胱摘出,ウロストマ,H27.6尿管再発,閉塞、両側腎瘻,H27.8尿管一部摘出手術,腎瘻廃止,ストマに戻るもリンパ節に再発,抗ガン剤治療GC.MVAC.キイトルーダ,ドセタキセル.バベンチオ.パドセブ実施.R5.4.4再発リンパ節摘出手術も再発.ドセタキセル実施中.ゴルフが趣味

「膀胱全摘 新膀胱 回腸 どっち」という検索がありました。


私なりに利点欠点を上げてみます。(新膀胱は検索結果及び私の想像です)


1 回腸導管

(1)利点

① ストマを管理していれば生活は平常。周囲に知られずに生活することも可能です。

② 排尿関係の病気からは解放?頻尿はもうありません。

③ 尿量、色などが時々刻々と観察できる。

④ 障がい者認定が受けられる(4級)

  このため、ストマ装具はある程度(ほとんど)補助が受けられる。

  周囲への説明も障害者手帳で済むことが多い。

  ゴルフや公的機関(美術館など)では申請すれば障害者免税や特別料金が適用。そのほか障害者の支援措置適用。

⑤ 日本オストミー協会が組織されており、都道府県にもその傘下の団体がある。研修会や会合も多く、経験者にストマ管理の状況が聞きやすい。(コロストミーが多いですが)

⑥ 下の世話(尿に限って)が自分でできなくなっても、道具を交換してもらえれば済む。交換をすべて配偶者にしてもらっている人もいました。寝たきりになっても大きいバックをつければおむつ交換もなし。


(2)欠点

① ストマ管理は一生。

② ストマの皮膚が悪化したときは大変(そうならないように管理する必要あり)

③ 公衆浴場が気になって入れない。(私は平気で入っていますが)

④ ストマからたまに漏れることがある。交換のための道具は常時持ち歩く必要あり。

⑤ 夜は容量の大きいバッグが必要。

⑥ 勃 起のための神経が摘出されることが多い?医者によるのかな?


2 新膀胱(私の推測です。間違いがあったらご容赦ください)

(1)利点

① 普通の場所から尿が出せる。(QOLが高い)

② ストマが不要。見た目は普通の人と同じ。

③ 風呂や海水浴は腹部の傷のみであり、気にならない?

④ 勃 起のための神経が温存されている?医者によるのかな、どうでしょうか


(2)欠点

① 排尿の随意筋の機能が落ちている?ない?なので、腹筋でたまった尿を排尿する。このため、寝ているときなどは無意識に排尿することがある?尿パッドまたは紙パンツが必要?

  これは、個人差も大きいらしい。うまくできる人もいるしできない人もいるみたい?

② 新膀胱の容量を超えて尿をためないほうがよい。(破裂はないと思いますが?)

  このため自分で溜まった量を管理(定期的な排尿などで)しなければならない?

③ 程度が重くない(常時カテーテルで導尿するくらい)と障害認定が受けられない。これは医者からはあまり説明はありません。

④ 患者が少なく、周囲に相談できる仲間が見つかりにくい。


若い人(60歳未満程度です)へは新膀胱が進められることが多いみたいです。欠点の①への対応力のせいでしょうかね。

尿道も摘出する場合は新膀胱はできません。(私の場合=選択で悩むこともありませんでした)

回腸導管のストマ生活は特に問題なく過ごせています。抗がん剤+手術による体力の低下のほうが問題でした。

最終的には本人の気持ちの持ちようでしょうか?