「膀胱全摘 新膀胱 回腸 どっち」という検索がありました。
私なりに利点欠点を上げてみます。(新膀胱は検索結果及び私の想像です)
1 回腸導管
(1)利点
① ストマを管理していれば生活は平常。周囲に知られずに生活することも可能です。
② 排尿関係の病気からは解放?頻尿はもうありません。
③ 尿量、色などが時々刻々と観察できる。
④ 障がい者認定が受けられる(4級)
このため、ストマ装具はある程度(ほとんど)補助が受けられる。
周囲への説明も障害者手帳で済むことが多い。
ゴルフや公的機関(美術館など)では申請すれば障害者免税や特別料金が適用。そのほか障害者の支援措置適用。
⑤ 日本オストミー協会が組織されており、都道府県にもその傘下の団体がある。研修会や会合も多く、経験者にストマ管理の状況が聞きやすい。(コロストミーが多いですが)
⑥ 下の世話(尿に限って)が自分でできなくなっても、道具を交換してもらえれば済む。交換をすべて配偶者にしてもらっている人もいました。寝たきりになっても大きいバックをつければおむつ交換もなし。
(2)欠点
① ストマ管理は一生。
② ストマの皮膚が悪化したときは大変(そうならないように管理する必要あり)
③ 公衆浴場が気になって入れない。(私は平気で入っていますが)
④ ストマからたまに漏れることがある。交換のための道具は常時持ち歩く必要あり。
⑤ 夜は容量の大きいバッグが必要。
⑥ 勃 起のための神経が摘出されることが多い?医者によるのかな?
2 新膀胱(私の推測です。間違いがあったらご容赦ください)
(1)利点
① 普通の場所から尿が出せる。(QOLが高い)
② ストマが不要。見た目は普通の人と同じ。
③ 風呂や海水浴は腹部の傷のみであり、気にならない?
④ 勃 起のための神経が温存されている?医者によるのかな、どうでしょうか
(2)欠点
① 排尿の随意筋の機能が落ちている?ない?なので、腹筋でたまった尿を排尿する。このため、寝ているときなどは無意識に排尿することがある?尿パッドまたは紙パンツが必要?
これは、個人差も大きいらしい。うまくできる人もいるしできない人もいるみたい?
② 新膀胱の容量を超えて尿をためないほうがよい。(破裂はないと思いますが?)
このため自分で溜まった量を管理(定期的な排尿などで)しなければならない?
③ 程度が重くない(常時カテーテルで導尿するくらい)と障害認定が受けられない。これは医者からはあまり説明はありません。
④ 患者が少なく、周囲に相談できる仲間が見つかりにくい。
若い人(60歳未満程度です)へは新膀胱が進められることが多いみたいです。欠点の①への対応力のせいでしょうかね。
尿道も摘出する場合は新膀胱はできません。(私の場合=選択で悩むこともありませんでした)
回腸導管のストマ生活は特に問題なく過ごせています。抗がん剤+手術による体力の低下のほうが問題でした。
最終的には本人の気持ちの持ちようでしょうか?