すこしだけ目をみはり、それから極上の笑顔で答えた。
「もちろん、喜んで」
なんども、「大丈夫、ちゃんと帰れますから」「全然酔ってないですって」という松本の声を押し切って、松本の最寄りの駅までついて行った。
「・・・おれ、そんなヤワくないですよ」
「だろうけど。でも、俺がキニナルっつーか。なんっつーか」
「///」
改めて、二人きりなると言葉が出てこない。
「じゃあ、おやすみなさい」
「おう」
ぺこりと頭を下げて改札を通ろうとする松本を「あ、」と呼び止めた。
「なんですか?」
「あのさ。
家着いたら、連絡くれる?ラインでいいからさ」
連絡先は、さっき改めて交換した。
「///。わ、かりました」
「それと」
すこし近寄って小さな声で、
「週末。二人で会える?」
「//////」
改札を通った松本は、何度も何度も俺にお辞儀をしてながら階段を下りて行った。
「ほんとはさ、家までおくりたかったんだけどさ・・・」
そこまでしたらきっと松本は赤面しまくって、明日には知恵熱でも出しそうだ。
「だからと言って、俺んちに連れ込むのもな・・・」
変な意味にとらえられるのも困る。
そう、すべては『これから』なのだ。
いつかまた、あの柔らかな唇に触れることを許される日が来るかもしれない。
今度はちゃんと、想いを込めて、望み、望まれたときに交わしたいから。
「じゃあ、週末を楽しみに、俺もがんばろうかね」
小さくガッツポーズをとると、俺は家路を急いだ。
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こんばんは、お疲れ様です。
ずいぶんとごぶさたしてしまいすみません💦
そしてお待たせした割に、1話のみで完結させてしまいました💦
なんだか週末ごとに家族にパソコンを占領され、提出書類を手伝わされてと、ゆっくり自分でパソコンを触る時間が削られしまっていました。
ゴタゴタはまだ最終まで至っておらず、この先どうなるのか、大好きなグループはどうなるのかの発表もまだなので、心はぐらぐらしっぱなしですが、内心を悟られないように毎日を振舞っています。
待つしかできないのです。
待つしかないのです。
待ってます。
ひとまず、涼しくなってきたのと、翔くんのCM起用に伴って食べるチョコレートを変えました(笑)
書けたら、書いてアップするスタイルでゆるゆるとやっていきます。