こんばんは。渡辺貴子です。
8/30のしょうじゅんゆうちゃんの企画してくれた「潤くんBIRTHDAY」は楽しめましたか?
8/30だけでなく、その後も連載という形でお話が続きている方々もいて毎日読み進めるのが楽しいですね。
さて、BIRTHDAY話のあとがきで書きましたが、翔くんサイドをはじめます。
もともとはこちらから書き始めました。
が、潤くんとの関係の説明できみたいな部分が長くなりそうなので、いわゆるサビ部分を先に潤くんサイドでアップ。
私の考えるラストの〆まで書き続けたいので、翔くんサイドで話を進めていきます。
それでは、どうぞっ!
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久しぶりに降車した地下鉄の駅・・・
「うわぁ・・・」
たった2年の間だけれど、街はずいぶんと変わっていた・・・
(あ、あそこのラーメン屋、新しい店に変わってる)
(よかった、ここの路地裏の喫茶店はそのままなんだ。
よく食べてたたまごサンド、懐かしいな)
いつもの歩調よりもゆっくりと歩いているのは、以前自分が勤めていたオフィスへの道のりだから、おおよその到着時間が読めているからだし。
そして、約束の時間まで余裕があるからだ。
「ありがとうございました、櫻井先輩」
「ちょいちょい、『先輩』じゃないだろ。
俺、この会社辞めてるし」
今日ココに来たのは、独立して会社を立ち上げた俺が、以前勤めていた会社へのプレゼンをしに来たため。
勤めていた会社だけあって、好まれる企画の傾向もある程度わかっていたし、独立してからの2年間でそれなりに場数を踏んでいた。
プレゼンはすんなり通って、本契約まではもう少しの手直しだけでGOが出そうだ。