「そんなことがあったんだ」

「うん。

いろいろあって一度離れちゃった世界だけれど、もう一度真剣にやってみようと思う」

「スッゲー!潤さん!」

「ああ、盛り上がってくれてうれしいんだけど、ホント、すぐに住むとこ決めなくちゃいけないから!

二人で不動産屋いけるの明日しかないんだよ?

俺、引っ越しの手配も店のこともいろいろあるから、すぐに東京戻らなきゃ!」

 

 

 

そのあと、ああでもない、こうでもないと言いながら二人での物件選びは続いた。

 

「せっかく今夜はしようと思ってたのに、な。なんかうまいこと嵌められてる?」

「もう、そんなことないから。

///俺、だって、その・・・な」

「潤さ~ん!」

「翔、まて!ストップ!

今夜中に目星決まんなきゃ、一生させないからな!」