翌日・・・
ランチ営業を終えて一区切り、交代で賄いを食べようとしたいたところ
ドカッ!バン!リンリンリン!
いつかの時と同じように、突然お店のドアがものすごい勢いで開けられた。
ドアの上につけられた小さなベルも勢いよく店内に響く。
「~~~……た」
翔くんは何かをつぶやいて、その場にへなへなと座り込んでしまった。
「ちょっと!翔くん!何回もうちのドアにぶつかるのやめてくんない?!」
カウンターに座っていた斗真が、立ち上がりかけよると翔くんに文句を言った。
「よ、かった。ちゃんといた・・・」
まあまあ、まずは座りなよ
と斗真に支えられて、翔くんはカウンターに座った。
ちょうど前回と同じように、時間は違うのに大野さんも来ていた。