暖かい布団の中でしばらく二人で過ごす。
潤がすーっと深く息を吸い込むと、ぱっちりと目を目を開けた。
「おはよ、じゅん」
「おはよぉ」
にこぉと目を細めて笑う姿はかわいい、かわいい。
ちゅっと唇にキスをすると、ふふふと潤が笑った。
「しょお、くん」
俺もすーっと息を吸い込むと、潤のいいにおいがして心の中が暖かくなる。
潤の体に乗り上げて、上から口づけを降らす。
っ・・・っちゅ、ぁ・・・ちゅ
唇を離して、今度は鼻先を潤の首元に寄せて何度も息を吸い込んだ。
ん・・・
くすぐったいのか、潤は首をすくめる・・・
だけど、俺の背に回した腕は、もっと、とねだるように力が込められた。
「・・・じゅ、ん」
「しょ、おく・・・ん」
・・・!・・・、・・・・!
壁を隔てて、なんだか大声を出しているような音が聞こえてきた。
「「?」」
いい雰囲気だったのに、手が、行動が止まってしまう。
「な、に・・・?」
「さぁ・・・」
言いつつも、だけどなんとなくそんな気になれなくて体を起こすと、潤の手を引っ張ってベッドの上に座らせた。
と、同時に部屋のドアが性急に開けられた。
「信じられないっ!浮気だ、浮気!」
いつものノーマルサイズのにのが部屋へと飛び込んできた。
「ちがっ、ちがう!誤解だよ!!」
続けて相葉くんも飛び込んできた。
「え?うわき?」
「そう!」「ちがう!」
きょとんとした潤が聞き返した声に、二人の声が重なる。