お久しぶりも潤翔です。
良かったらお付き合いください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Sside
口名の中からチーフを抜かれ、やっと口内の圧迫感がなくなった。
溺れるように、酸素を求めて性急な息継ぎを繰り返す。
皮膚と下着の間のねっとりとした液体が、気持ち悪い。
「・・・じゅ、はぁ、はぁ・・・・・・ん」
「翔くん」
まだ息継ぎを繰り返している俺にかまわず、潤が唇で塞ぐ。
(、い、き。でき・・・な・・・・・)
酸欠状態に落ちていくように、頭の中に霞がかかっていく。
押し返そうと両腕を持ち上げたいのに、まるで大きな力で押さえつけられているかのように、自分の意志で動かすことができなかった。
「・・・翔くん、好き。
大好きなんだよ。
ほんとうに、好きなんだよ」
唇を離した潤は、
そのきれいな瞳から涙が流れていた。