インナーチャイルドカードを学ぶ意味(後編) | 地球のお母さんになりたい

地球のお母さんになりたい

地球に生まれ、地球に育まれ、地球に与えられ、いまここにいる私。いっぱい包んでもらったから、私は地球のおかあさんになりたい。
みんなのお母さんになりたい。

 

これ、前にインナーチャイルドカードのHPを持っていた時、

書いてもらったイラストです。

 

このときは、京都まで学びに行き、

5日間滞在して、アドバンスまで

終了してきました。

 

カードの作者であるイーシャさんから学べたことは、

いまも、私の中に息づいています。

 

とてもパワフルなボイジャータロットを、

学んで、リーディングして、教えていく中で、

ボイジャーでは合わないエネルギーの方が

いることを体験しました。

 

ボイジャータロットが、実は、

とても行動的なカードだということを、

後々、私はわかっていくわけですが、

このときは気づいてなかったんですね。

 

こうしたいという意図に対して、

どう行動するかと問われれば、

至極、当然な話で人生がそれによって

変容していくことも、その通り。

積極的変容のタロットで、もっともっと変わっていこう!

そんな感じで、読んで、教えていたと思います。

 

だけど、本当にそうなの?

 

行動し、前進することだけなの?

 

ちょっとした違和感があったのも事実です。

 

ボイジャータロットの作者は、ジェームス・ワンレスさん。

男性です。当然、カードは非常に男性的。

リーディングする中で、このカードが怖いとか、

押し出されるようで苦しいとか、そういった声も聴きました。

 

なるほど。人生の中には、どうしても前に進めない時があります。

 

私自身も体験していました。

 

ずっと行動することが善だと思ってきましたが、

家から出られなくなり、動けなくなったことで、

そうなったとしても、自分の中には、輝くものがあると気付いた…。

 

動きを止めなければ見えないものがあります。

 

私たち、人間も自然の一部です。

自然は意図する働きではありません。

起きることをただ、受け取っていく、

そんな生き方、そんな存在の仕方がある…。

 

そう気づいたとき、私はインナーチャイルドカードに

出会っていました。

 

このカードのやさしさ、温かさ。

それは作者のイシャ・ラーナーさんそのものでした。

 

そして、カードを習ってリーディングを始めると、

不思議なことがいくつも起きました。

黙って、このカードを開いていくだけで、

何も言わず、泣きだす人がいました。

突然、苦しかった過去を語りだす人がいました。

 

カードを並べるだけで、そこに癒しがもたらされました。

 

カードのエネルギーは、目の前のクライアントさんを

ただただ包み込んでいました。

 

小学校6年生の女の子。

目の前に美女と野獣のカード。

 

その美女のドレス姿が尼僧に見えました。

彼女がクリスチャンだと知ってはいたのですが、

「この女性がシスターに見える」

そういったら、

「私シスターになりたいんです」

彼女はお父さんとお母さんの不和に悩んでいました。

「だから、中学から全寮制の中学に進みたいんです」と。

 

彼女の心の奥の悲しみ…。

 

カードはそっとその扉を開けたのです。

 

こんなエピソードが、

インナーチャイルドカードには

たくさんありました。

 

私が意図しなくても、

それはその場で起きてしまう。

 

そういうカード何だと思いました。

 

そして、それを読み解きする私自身も、

どんどん癒されていったのでしょう。

 

インナーチャイルドカードをはじめてから、

大好きなことを躊躇なくできるようになりました。

 

クリスタルボウルしかり、インディアンドラムしかり、

トーニングしかり。

それをどうやって楽しんだらいいのか、

それをカードが開いてくれたように思います。

 

苦しかった、悲しかったと思い込んでいた子供時代が、

実はどれだけ自由で、楽しいこともいっぱいあったか、

思い出されてきました。

 

思い出って自己編集ですよね。

編集テーマが変われば、あれよあれよと

見ている世界が変わるのですよね。

 

 

インナーチャイルドカードは、そういう意味では、

女性性を受け入れ、バランスを整えてくれるカードといえます。