トーニングは、
マヤンオラクルの作者である、
アリエール・スピルスバリーさんから教えてもらった。
アリエールの声は、
当時の私には、とにかく鼓膜が震えすぎて、
頭が割れそうな声だった。
その頭が割れそうという感覚。
決して、心地よい響きではなかったが、
それがとても大事だということが、
最近、よくわかってきた。
そのあと、越智啓子さんや渡邊真喜子さん、
そして、音妃さんのトーニングを学んだけれど、
結局、最近の私は、
アリエールのトーニングに戻ってきている。
彼女の個人セッションで、
周りの風景が真っ白に溶けてしまって、
その白い世界から戻ってきたとき、
アリエールは、私の耳元で、
ものすごい波動(当時はその表現は知らなかったけれど)の
音を歌った。
ヒーリングの枠を超えた音だった。
私の細胞を、そして、私の松果体を目覚めさせようという
意図を持った強い響きだった。
そう、目覚めのトーニング、
覚醒のトーニングだった。
アリエールが教えてくれたトーニングでは、
第三の響きが生まれ、
それが必要な場所をクリーニングする。
友達はハートの中に入っていったといった。
私は、耳から入って、
松果体のあたりをクルクルして、
反対の耳から出ていった。
そんな不思議な体験をした。
しかし、当時の私は、
それがあまりに不思議すぎて、
続けなかった。
彼女に教えてもらったトーニングを
再び始めるには、10年以上かかった。
やっとそれができる私になったのかもしれない。
私がやっていきたい倍音トーニングというのは、
そういうものだ。
気持ちいいとか、リラックスできるとか、
そこにとどまらない。
その先へ。
その先に命を運ぶために。
響きはそのためにあると、私は思っている。
このツールは、そこに行けるものだ。
ただ、誰かをヒーリングする、
そこにとどまるだけでなく。
そう考えたら、ワクワクする。
やっと、あのとき、アリエールが耳に伝えてくれた
響きの意味が分かった気がする。
それが私がしたいことだ。
それは、誰かにしてもらうのでなく、
自分の響きしか届かない世界なのだ。