石田剛規オフィシャルブログ「のらりくらりずむ~3rd Quarter~」Powered by Ameba -4ページ目

2017 5.6

シーズン終了

 

Bリーグ初年度、B2東京エクセレンスでのシーズンを終えました。

 

終わってみれば、どれだけ長いシーズンでもあっという間と感じるもの。

 

熱狂に包まれたBリーグ開幕戦をチーム全員でTV観戦をしたことも、

 

小豆沢体育館で東京エクセレンスの開幕戦勝利を掴みとったことも、

 

なんだかほんの少し前のような気がしてしまいます。

 

 

とはいえ、思い返せば今シーズンは辛い記憶のことの方が多く、

 

NBDL3連覇という実績を自信として臨んだシーズンも、

 

敗戦が続き、怪我も増え、悩み、もがき、苦しんだ記憶が多いです。

 

 

ただこれもスポーツの一部分。

 

 

これはいままでの3年間、NBDLで他のチームが感じていた感覚で、

 

Bリーグでも多くのチームが感じている感情なはず。

 

むしろ優勝をしたとしても、自分の結果・スタッツによっては、

 

後悔をすることだってある。満足するなんて本当に稀なこと。

 

勝敗や順位という、思い通りにいかないことに苦しむ。

 

これはスポーツには起こり得ることだから、

 

我慢をして、信じて戦い続ける、変化や成長で乗り越える。

 

そういったことが必要になってきます。

 

 

それとは少し違った意味でも、今シーズンは苦しかった。

 

 

B2ライセンスの不交付。

 

 

これも自分たちでコントロールはできないこと。且つ、

 

今シーズンの目の前の試合には関係のないこと。

 

 

今年は常勝チームというわけではなく、

 

ニュースの有無にかかわらず、勝率は低いチーム状況。

 

ただ、こういう時だからこそ、負けたら、言われる。

 

ライセンスのせいでモチベーション下がってるねって。

 

 

だから、負けちゃいけないって感じる1ヶ月でした。

 

もちろんレギュラーシーズン全て、勝たなくちゃいけないんだけど、

 

その中でも、負けちゃいけない場面できっとあるはずで、

 

ホームでの戦いとか、嫌な負け方をした後とか、ライバル相手とか、

 

そういう、ここ一番は必ずあるはず。この1ヶ月はそれだと思ってました。

 

 

とはいえ、気持ちだけでなんとかなるほど甘くはなく、

 

それでも、気持ちくらいは出さないと戦えなくて。

 

 

コントロールできないこと。それに対して、

 

受け入れて冷静でいることや、波風立てずにいることが良いのか。

 

すごく悩んで苦しんだ一ヶ月だったなあと思います。

 

 

もちろん、僕だけでなく、みんなが悩んでいたと思います。

 

 

モチベーション。ないわけがない。

 

でも人は忘れやすいし、気持ちだってぶれやすいから、

 

常に動機付けをして、向かうべき方向を示さないといけない。

 

結果が全てのこの世界で、悪くなる現実を受け入れちゃいけない。

 

そんなことを考えながら、過ごしていたなって思います。

 

 

そんな1ヶ月の10試合。正直すごく辛くて、削られて、疲れたかな。笑

 

でもその辛さ、心の疲労を、かけがいのないものとして、頑張れた、大切にできた。

 

だからシーズン終了後に負けたって後悔を感じなかった。それは、本当に良かった。

 

 

今シーズン、全ての試合で、大げさに言えば、今日で終わりになるかもって、

 

そう考えながらコートに立てた。最期まで、戦うことができて良かった。

 

 

いつもとは違う状況でホームだけではなくアウェイにも応援に来てくれる、

 

声援を送ってくれるファンの方々には、本当に助けられた気がします。

 

もちろん、来れない方からもSNSを通して力を貰えました。

 

それらは、大きなモチベーションになったし、励まされたし、最期まで頑張れた。

 

順風満帆にプロとしてのキャリアを送ってきたわけではないけども10年目のシーズン。

 

その中でもこの1ヶ月の経験は、大変だったけど、貴重なものだったと思う。

 

最期まで支えてくれて、応援してくれて、本当にありがとうございました。