久し振りの貴女の手
喧騒の中、笑顔で駆け寄って
軽く僕の手を握る
戸惑いながら少しばかりの言葉を交わし
そのまま時を止めて
去って行く貴女
サヨナラの言葉を聞いたのは
僕の方だったのに

少し乾いた暖かな
幾度も握りしめた
忘れられない温もりを
残して行く