聖地巡礼は、今やポピュラーなスラングとなっていますね


その起源には諸説がありますが、アニメ『らき☆すた』に登場する実在する神社へのファンの訪問がその最初とされています


それ以降、アニメや漫画のロケ地にファンが訪れ、SNSで情報を共有し、さらに他のファンが訪れ発信することで自然な町おこしに


そして地元自治体もより積極的に誘客し経済効果を生むムーブメントとなり、"アニメツーリズム"というコンテンツが生まれました


この現象はマスメディアでも特集され、一般の人にも浸透し、海外のアニメファンにも伝わりました。実際、インバウンドの10%以上がアニメツーリズムに関連していると言われています


『らき☆すた』や『ガールズ&パンツァー』などの成功を受けて、国や自治体も積極的に誘客を推奨しています。しかし、この現象には問題も多く抱えており、それについてはニュースなどでご存知の通りです


特に『SLAM DUNK』のインバウンドアニメツーリズムは、オーバーツーリズムを引き起こし、作品自体にも変化をもたらすということにも。また、無理に聖地化し収益化を図ろうとする試みも多く、失敗例も見られます


聖地巡礼が偶発的な町おこしからの収益化へ発展した成功例が、現在では大学や専門家による研究課題となり、アニメツーリズムの重要性が認識されています


アニメ漫画ファン、自治体、ツーリストがそれぞれ継続的にWin-Winとなることを願ってやみません。。。