■意匠法上の「意匠」
意匠とは、製品のデザイン(外観)のことです。
自動車、テレビ、携帯電話、カメラ、蛍光灯、ジュースの瓶、薬の容器、洋服、靴・・・。
私達の身の回りには、さまざまな工夫の凝らされた意匠(デザイン)があふれています。
こうした工業的に生産される製品のデザインは、意匠法によって保護されます。
わが国の意匠法では、「意匠」とは「物品(物品の部分を含む。)の形状、模様若しくは色彩
又は これらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう。」
と定義されています(2条1項)。
■意匠法の目的
製品のデザインが優れていると、その製品の需要が増大するとともに生産活動が活発化し、産業の発達に貢献します。そこで、新しく創作した意匠を創作者の独占的な効力を有する財産権として保護し、意匠の創作を奨励することにより産業の発達を図るのが意匠法の目的です。
つまり、デザインがいいとお客様の心が動かされやすくなって
買う人が多くなり、商品が多く売れ、
その結果、商品の製造が多くなり
産業が活発化する。
その最初の段階が、デザインの有効性である。
ということですな。
商品の特性や、性質のみではなく、
形状が購買という面において、
重要な面を担っていることが
法的に確認され、認められていることは、
クリエイターにとってとても有用で、
創作意欲が増大されること。
頭の中で、なにがどのようになるのかを
考えることが、とても大切になるってことですね。
同時に、ビジネスや、企画というレベルにおいても
独自性があることは、法的に認められている。
考えること自体がお金を生むことの一つといえよう。
ただし、法的に認められるということは、
大多数の人が、それはすばらしいと認めたということで、
とてもすばらしい内容を多くの人に公開しなければならない。
社会にとっては、いいことかもしれないが、
個人としては、財産の公開ということで
恥ずかしいことのような気もするし、
ほかの人がさらに良いものを開発してしまわないか
心配の種になるかもしれない。
しかし、優秀なクリエイターは、そんなことを考えもしない。
世界のイチローが、ヒット1本打てば、
年収いくらになるとか思って、バットを振っているだろうか。
否である。
より良いスイングをしようとして、
バットを振り続けたに違いない。
良いクリエイターも同様である。
より良いものを作り出すために、工夫を重ね、
今まであるものをさらに改良したり、
未開の地を探り、可能性を見出し、
道を切り開いていく。
そのこと自体を飽くことなく、
続けられることが、
よいクリエイターの条件ではないか。
飽きてしまうのでは、
良いクリエイターとはいえないのではないか。
どの分野でも同様であり、
より良いものを作り続けようとする意欲こそが
重要ではないでだろうか?