まさかの再読。一度読んだことも気づかずに読んでいた。。 ままならない人生の中でも、自分なりに没頭できることを見つけて、この人のためになら頑張れる。それを手に入れられるのは強いと思った。 世間的に見て勝ち組じゃなくても自分自身がこれ!と思うものを見つけられるっていいな。そういうものを持っていたら勝ち負けとか感じないのだろうなー。
前職の後輩が面白いとSNSに載せていたのがきっかけで読んでみました。 未来の日本で自在に性転換が可能になった。という時点でかなりファンタジーではあるものの、もし本当にそうなったら女性にしか分かり得ない心身の苦しみやキャリアにおける大きな変化も経験してもらえるんだよなーなんて思いました。 まぁでももしこういうことが可能になっても、本当に経験してほしい人こそ対象から外れるもんだよな…
確か上司に薦められた気がする…と思って読み進めましたが、薦められたのは別の本かなと感じました。 今、宗教2世が色々と問題視されていますが、この物語も似ている部分があると感じました。 私自身、両親が一時期とある宗教にハマっていましたが、特段強要もされず、気がついたらその宗教から離れていたので被害はありませんでした。 自分にとっての正義や絶対的な味方が存在していることは大きな支えになるかもしれないけど、そこには選択の自由があって然るべきなんだと感じます。
単なる不幸話かと思ったけれど、それぞれのストーリーの中で迷いながら悩みながら、前向きな選択をしていて気持ちが良く読了できました。 特に翼が幸せな方向に進んでいったことには嬉しいというより、ホッとした感じです。 周りがどう思うか、ではなく、自分自身がどうかを大事にする人生にしたいものです。
どんな修羅場が待っているのだろうか?と読み進めたけれど、みんな賢い女性ばかり。自分らしくいられて、自分なりの社会との繋がりを持てると輝くんだろうなと感じた。とにかく面白くてサクッと読めた一冊。