
暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、奥の方にしまったものを引っ張り出していたときに、そういえばと思って取った一枚。
このステッカーを見てピンときた方は、印旛沼歴20年越えでしょうね。多分。
ワタシがまだパドルテールグラブを鼻の穴に突っ込んでいた少年時代、スゴく大人の世界だったこのお店。
場所が何処にあったか覚えていないのですが、確か八千代台の駅から少し離れた場所だったような。
だから、電車ではなく夏休みとか時間があるときに自転車で幾度か訪ねるのですが、大人なこのお店は、早い時間は少し苦手のようで、結構空いていないことが多いんです。
お店に入ると、黒目のフローリングで板張りしていて、一見釣具屋には見えません。その理由は、入ってすぐ、向かって左側にバーカウンターがあるからです。ここは大人の世界だぜ!と言わんばかりに。
右側とその奥の突き当りにはルアーが販売しており、ようやく釣具屋を意識させられます。ところどころに印旛沼で釣ったバスの写真が飾られていました。
左側のバーカウンターを回り込むように奥の部屋に入ると、その正面には、少し広い作業スペースのような感じの部屋。その部屋にも壁にはワームが掛けられており販売されています。
その壁の下の30cm四方ぐらいの少し小さめのクリアボックスの中に種類ごと無造作、大量に置かれています。それを宝探しするのが楽しかった。
またその部屋には、エレキが修理中だったり、当時は全く関係のなかったボート用品などが置かれていました。バスのはく製も飾っていたかな。
近いものでいうと、もう潰れてしまったポパイのボート売り場の感じでしょうか。アルミとか飾られている感じのスペース。
しかし、ポパイのそれとは雰囲気は違く、商品か作業中の備品なのかわからない雰囲気で、店というより部屋なのか、アメリカのプロショップはこんな感じなのかなあ~と感じていました。
店員さんにいろいろ聞きたいなあ~と思いましたが、こちらが無知すぎて自分の恥ずかしさを感じ、話しかけることもできませんでした。
だって、店の壁に飾られている写真とか、長門新堀ですよ。当時の自分は先崎水路(知らない?)か手繰川おかっぱりでそんな遠くまで行けませんし。それだけで次元が違うと勝手に圧倒されていました(笑)
いつしか潰れてしまったという話を人伝いに聞いて、そうかと思ったのですが、思えば大人のバスフィッシングの理想像はこのお店にあったのかもしれないと最近思っています。
ウィークデーの仕事が終わってから、一杯飲みながら週末の釣りの話をする、というだけでなく、ルアーなどに囲まれながら、これが良かったあれが良かったと実際のものを見ながら帰るときにそれらを買っていったり。。きっと、吉田幸二さんが営んでいた「ルイ」もそんなお店だったんでしょうか。
今の時代は成り立ちにくいお店でしょう。
ワタシが知らないところで同じようなお店があるのかもしれませんが、オジさんに成長した今、このGRANDのバーカウンターにチャレンジしてみたかったです。
*何せ20年以上前のことなので、記憶違いがあったら教えてください。