「経営者は社員の幸せを祈り、社員に寄り添って経営をしていくのが理念経営。」







そしてそれは当に日本の天皇陛下が国民を大御宝としてきた在り方を目指す事だという事を知り、歴史に学び、それを活かして未来をつくる事をしていきたい私は、経営者になる事を決めました。









「経営者になりたい。」と思っても、通常は難しいのですが、私は父の会社があります。以前、私が手伝っていた頃の全盛期は10人ほど社員さんやパートさんがいましたが、今はパートさん2人だけです。それでも人を雇っている法人です。全てが整っています。







今までも何度か「戻ってきてほしい。」と言われましたが、私を縛る窮屈な足枷にしか感じませんでした。







しかし自分が「経営者になりたい。」と思った時、全てを整えてくれている状況に感謝でしかありませんでした。







そんな訳で働き始めたのですが、日々、衝撃です。






メンバーはこんな感じです。







社長:私の父。75歳。今だったらアスペルガーか発達障害かといわれるんじゃないかという程、特殊な理解力とコミュニケーション障害あり。人への共感力は無し。どこまでも我が道を行くタイプ。創業33年。まだまだ現役!




サトウさん(仮名):50代女性。子供が手を離れたのでパートを始めた。「寿退社でずっと子育てをしていて何もわからない私を社長は雇って下さって感謝してます」という明るく素直で性格も頭もよく、とても可愛く、女性としてお手本にしたい方ですドキドキ




カヤマさん(仮名):80代男性。午前中のみ出勤。刀の修理担当。元靴屋さん。「社長が声かけてくれなかったら寒空の下の駐輪場のバイトをしようと思ってたから感謝してます。」と仰って下さる。近所に住んでるので補聴器を忘れると取りに帰ります耳






毎日、朝の朝礼から始まり、今日の予定を報告します。






社長「今日、私は古銭のカタログを作成する。もうそろそろ終わりそうだ。予想以上に長くかかっちゃったな。」





サトウさん「はい。GW明けには終わるといいですね合格





社長「いやんなっちゃうな〜。たったページのカタログにこんな時間取られちゃって。去年の今頃もGW明けって言ってたな。夏は夏休み明け、冬はお正月明け、いつ終わるんだ?」





私「え?(たった8ページを)一年前からやってるんですか⁉︎滝汗





サ「社長は私が入社した頃からカタログを新しくしたいって仰ってて、やっと昨年着手できたんですガーベラ









私「サトウさんが入社したのって何年前ですか?」











サ「平成25年です」











7年前!!ポーン





それどころか





なんと平成125万部印刷したものから次が出ていないのですゲッソリ









消費税5%から8%そして10%と変わってきたのに時代をすり抜け、ずっと同じものを使っている!しかも通信販売の会社なのに!チーン















衝撃です真顔












なのにリーマンショックも乗り越えて続いてきているのです。








何故だ⁈







さらに言えばカタログも販売ツールも全くお客様目線がなく、社長がわかりやすい、という基準で作られています。種類別や金額順でなく入荷順に並んでます。多分お客様からしたら探しづらく見づらいです。








なのに日本刀が毎月約20本売れています。累計3000本以上も世の中に出してきました。こんなに一般向けに販売している業者は無いでしょう。








世の中のセオリーとは違う何かがある。








その理不尽さから何を見出すか?という視点無しには、ここに戻る事が出来なかった。それくらいの不可思議さと理不尽さが溢れた会社なのです。訳がわからず、すごいストレスです。だから、かつていた社員さん達が誰もいなくなってしまったのです!笑い泣き







何故残っているのだろう?










セオリーやロジックを超えた何か。その探求。それが今の私のミッションです。真顔









それにしてもパートのサトウさんは凄いです。いつもニコニコして、呆れもせずに「GW明けにできるといいですねチューリップ赤」「夏休み明けにできるといいですねヒマワリ」「お正月明けにできるといいですね富士山」と言い続けてくれてきた…。






‼️女神おとめ座‼️






サトウさんをお手本に精進してまいります。







経営者への道のりは、まだまだかかりますが、学ばせてもらえる環境が本当にありがたいですブーケ2