ん?間違えたかなぁ(アミバ風に)
昨日決意表明したばかりで迎えた本日。
ブログに書くようなネタが出来ました。
「すみません」
突然、どこからか蚊の鳴くような声で誰かが話しかけてきた。
振り返ると、そこにいたのは三角定規を思わせる、
腰が見事に90度に曲がった見知らぬおばあちゃん。
「はい…」
なにか嫌な予感がしながらもこの顔で精一杯のスマイル
(嘘くせぇ善人ヅラともいう)で返事をした。
すると、この直角なおばあちゃん、
オレの顔ではなく、地面を見ながら話してくる。
「…オバさんの家わかりますか?」
(……あかん。これはエキセントリックすぎる)
(これはハードルが高ぇぞ)
(うん、間違いなくボケてるな。これは仕方がない……)
この時のオレの顔、ひきつってただろうなぁ。
誰かが一緒にいたら本気で『ろくでなしブルース』で
勝治(カツジ、漢字は忘れた)とか米示が
よく舌を出して手のひらを上に向けたポーズをとってただろう。
ボケているのだろうと勝手に想像し、精一杯やさしく答えた。
「さすがにオバさんの家はわかりませんね……」
「苗字はなんて言うんですか?」
「どのぐらい歩いたか覚えてますか?」
などと話したと思う。
すると、おばちゃんは割と大きめの声で
「オオバです」
と答えてきた。
そして続けて、
「大場さんの家を探してるんだが」
とさっきより大きめのトーンで言ってきた。
相変わらず地面見たままだけど。
「あぁ、すいません」
(完全に僕の誤解でした)
心の中で謝りながら周りを見ると、その場から
「大場」さんという表札が見えた。
オレは嬉しくて張り切って答えた。
「あそこですよ!」
すると、そのおばあちゃんから驚きの返事がきたのです。
「知ってるなら最初から親切にせんかい!」
シワが深く刻まれた、まるで般若のように険しい表情で
キッとオレの目を睨み付けるように、
周りの人たちが振り返るほど大きな声で話したのである。
いや、マジでなんかのドッキリかと思いましたよ。
「オオバさん」と、「おばさん」は聞き間違えちゃうでしょ。
それだけです。
ん~ブログってやっぱり難しいね!
おしまい。