~いんちゃんの陰キャラ卒業への旅~

~いんちゃんの陰キャラ卒業への旅~

陰キャラである私が陽キャラになるための感動の物語

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インキャラの宿命はいかに目立たなく生活するかである

しかし、この日にはこれまで体験したことのない最大の壁が訪れた

事件は授業中におきた

先生:ここを読んで下さい じゃあ…インちゃんくん

私は当てられることは極端に少なく油断していた

ヤバい!何処を読むのかわからない

私は恐る恐る勘で読み始めた

だが、やはり違う場所だった いや場所というか教科書自体が違っていたのだ

クラスが笑いで包まれる

みんなが私を見て笑う

この状況はインキャラにとってキツすぎた

私はこの空気に耐えられなくなり視線でチャンソクに助けを求めた

チャンソクと目が合った瞬間とてつもないプレッシャーでいきなり血を吐いた

しかし友達である私を助けるためチャンソクは吐いた血を全て飲み干しいきなり手を挙げて立ち上がった

チャンソク:ティッシャッパーって知っていますか?

クラスの空気が凍りついた

クラスの人が知っているわけがない だって私もわからないのだから

チャンソクは再び血を吐いた

そしてトイレ行ってきますと言って走って教室を出ていった

これが私がチャンソクを見た最後の時だった

私は早くも友達を失った

残ったのはティッシャッパーの疑問と血のついた机だけだ

私はこれからどうやって生きて行けばいいのだろうか

学校へ行く途中でチャンソクと出会った


簡単な挨拶をしたあと陽キャラに近づくための今日の作戦をたてた


チャンソク:「学校の先生に怒られるようなことをしよう」


私:「例えば?」


チャンソク:「サボる」


チャンソクの陰キャラとは思えない発言に私は驚きオナラがでた


チャンソクはそれを了承の合図だと思い込み意気揚々とした


そしてチャンソクは計画をたてだした


しかし陰キャラである私達にとってサボるとは異次元のことでなかなか進まない


考え始めてから1時間が経過した頃に私達の目にヤンキーの集団が写った


チャンソク:「あのヤンキー達のまねをすれぱいいんだ」


私:「なるほど」


しかしこれが裏目にでた


言っていなかったがチャンソクは身長が189cmと高く、目が以上に細かった


ヤンキー:「何ガンつけてんだ」


チャンソクの目が細すぎて勘違いされた


私はもちろんこのような体験がなく焦ったが、チャンソクはそれどころではなく壊れた


チャンソク:「僕チャンソク。必殺技はティッシャッパー」


わけがわからない


そしていきなり踊りだした


ヤンキーも怖くなりは立ち去っていった


チャンソクの活躍によりヤンキーを撃退した


呆然としている私にチャンソクはティッシャッパーをかました


この日はこのあとやはり何することがなく家に帰った


次の日学校に行くと誰にも昨日サボったことに気づかれていなかった



私にとって高校初の友達が出来た


彼もまた陰キャラであり、陰キャラの友達つまり陰友である


彼の名前はイン・チャンソク

名前から分かるように父親が日本人 母親が日本人のニューハーフである


彼と出会ったのはある雨の日だった


彼と廊下ですれ違った時に私は何かを感じた


とっさに筆箱からシャー芯を取り出し彼の爪の間に刺した


すると彼は私の鼻のなかに消しゴムを詰めてきた


そして私達は共に陰キャラを卒業する誓いをたて晴れて陰友となった


私は彼をチャンソクと呼び、彼は私をベロリンガと呼んだ


今まで知らなかったがチャンソクとはクラスが一緒だった



これから私とチャンソクの壮大な旅が始まろうとしていた