<参考文献>

村本邦子『暴力被害と女性』昭和堂(2001)

 

 

 父親の場合

 

1944年終戦の前の年生まれ

・根底に男尊女卑があった。

・心理的暴力は、大声で怒鳴ったり、「お前はバカだ」と見下したり、「俺の言うことを聞かないとどうなるかわかっているだろうな」と脅したり、また無視する、大切な物を壊すなどの暴力です。

・戦争の再体験、いやな場面がフラッシュバックしたり、悪夢を見たりします。

・アルコール依存や様々な体の不調

 

 

 妻・子ども・周りへの影響

 

・うつ状態になったり、不眠に悩まされることもあります。頭痛、偏頭痛、めまい、吐き気、震え、睡眠障害、動悸、呼吸困難、胃痛、発熱、摂食障害など身体の症状に出たり、、自殺への思いが頭を離れなくなることもあります。

 

・怖い経験を思い出させる人や場所を避けようとしたり、喜怒哀楽の感情を麻痺させたりします。

 

脅えや恐れの中で自分の本当の感情がわからなくなり、物忘れや記憶障害が起こることもあります。そんな中で、徐々に無気力になり、自分を大切にしようという気持ちをなくしていきます。もう自分なんかどうなってもいいというあきらめや絶望感でいっぱいになり、誰も自分の状況を理解し助けることはできないと、人間不信の気持ちが強くなります。

 

ストレスにさらされ続けることで、イライラしたり、根気がなくなったり、相手の言うように自分はダメな人間だと思い込まされて自己評価が低下し、「こんな自分だから、こうなっても仕方がない」と自分を責めてしまうこともあります。また誰にもわかってもらえないと人間関係を保つことも難しくなり、自分からひきこもりがちになり、孤立してしまいます。

 

 

 

 これは社会問題だ

G7で戦争反対の訴えは日本人として当然の誇りの行為なのだ。

 

 

 

 

 私の無意識

 

〈益田ドクターのこと場を借りて、〉

 

虐待を受けていた人は、人間不信がもともとあるんですよ。

 自分がどんなに信用しようと思っても、なかなか信用しきれない。

 最後の最後まで受け入れがたかったり、他者を取り込めないところがありますね。

私の場合、「本当は人を好きになりたいから近寄っていくんだけど、結局、近づきそうになると人間嫌いと不信が発動する。」まるで、不安障害やパニックを起こしたかのように。

 人間不信を解くのは結構難しい。

 過去の怒りがあったり、他者に対する怒りがあるのですが、同時に受容していかなきゃいけない。 受け入れる、でも受け入れつつも怒っていいんです。 相手を怒る、憎しむことを持っていてもいいんだけれど、同時に受け入れるということをしなきゃいけない。 感謝をしなきゃいけないんだよね。でも感謝をすると、すごく罪悪感に襲われるんですよね。 自分はダメな奴なんじゃないか、こんな人に迷惑をかけてよかったんだろうかとか。罪悪感と感謝のいい感じのミックス。 罪悪感がないところには感謝は生まれないので。

私の場合、前夫には侮辱された上に、ひどく虐められたて、本当に悔しかったけれど、”子どもを授かったり、女性性を学び、世の中の不幸”を学んでいたよな。

 

 

 教訓

 

自分を虐めた弱くて、意地悪な前夫を怒り、恨むだけでなく

そういう弱い人に被害を受けていた自分を受け容れていくことが必要。

 

 

 

 

 

 まず、現状の自分を把握する

 

 

今どれぐらい自分が傷ついているのか、記憶を隠ぺいしていたり、考えないようにし、どれぐらい自分が傷ついているのかを理解しなきゃいけない。 

 

 

 

 脳の理解

 

嫌な記憶を避けてしまっているので、本来くっつくべき記憶と記憶、知識と知識の連動が繋がってなかったりするんですよね。

なぜなら、一回繋げてしまうと、芋づる式にいろんなものが繋がってきて、いろんな虐待とか過去のものが出てきちゃうので、それをしないように記憶と記憶とか、知識と知識を分裂させているんです。

イメージとしては。 それだから安定しているんだけど、逆に分裂しているからこそ、想像力の豊かさや物事を深く理解し、統合することができなかったりしている。 

ショックガーン

 

やること

 

この傷ついてる自分を認めて理解した上で、

知識と知識を結びつけていく作業をしていかなきゃいけないですね。

 

 

 

 

問題・障害

 

 

「トラウマ」というものが持っている本質ですね。 脳の記憶の中にトラウマがあるということは、他のものとの知識の連動がうまくいかなかったり、トラウマがあるからこれまで挑戦できたところを挑戦できなかったり、自信をつけるべきところをつけられなかったり、被害的になってしまったり。 

そのトラウマの傷というものの本質を、知識だけじゃなくて、感情的に経験に基づいて理解するという作業があります。カウンセリングを受けること。

 

 

 

克服法

 

いろいろありますが、とにかく現状認識ですね。 

現状およびこういうトラウマが持っているもの、幼少期に傷つけられているということを理解しなければいけない。

 

 

 

不安、恥、罪悪感、恐怖

誰かに激しく嫌われているような気がする

不安で気が遠くなる

 

身体の反応

肩の緊張

胸がドキドキ

 

過去の記憶・感情

夫にバカにされて虐められて、利用されて、とっても悔しい、

 

ニーズを満たす

尊厳のある人として見て欲しい

 

肯定的感情と定着

私の味方になる人が欲しかった。

 

母に求めたら、逆にバカにされ、責められたけれどね。

だけど、母も同じトラウマで息詰まって生きていたからなんだ。(家族連鎖)

 

 

 

 

目標

 

1,健康 ウェルビーイング

 

よい習慣を身につける

 

 

2,正直なコミュニケーション

 

本音と感情の自己主張、

 

 

3,社会とのつながり

 

ルール・知識と楽観性を身につける