紫澄「私の中の皆さん、今日は服従さんのための緊急会議を開きたいと思います。」
しすみん 自立さん 依存さん「はーい」
紫澄「私の中で20代の時に尊厳を明け渡して繰り返し傷つけられて、ななくの底に落ちた服従パートさんがいらっしゃいます。今日はその服従パートさんのこれからの活躍について話し合いたいと思います。」
服従さん「私は親密なかかわりが怖くてすぐに怯えて縮こまって服従してしまいます。脅威には素直だけど、好意には警戒します。なので、ものすごく疲れます。自己肯定感が持てずにいつも人生をどん底まで服従し続けてしまいます。認知の歪みのせいでつじつまが合わない話をしますが、、、それで、人からの好意で傷つかないように「リジェクトする防衛」をして守ってきました。でも、今回 セラピーを受けてよく耐えて苦しい時間を乗り越えてきたことを労い承認してもらい、これから、私は服従する相手も良く選ぶことを知り、不味い相手ならば逃げたり自己主張して自分を守ることを出来るようになりました。」
リジェクトさん「服従さんが回復してきたので、僕は拒絶の手を緩めて、いい人の誠実な行為だと思ったら受け取ることが出来るようにしました。これからは、いいつながりが持てると思います。」
紫澄「服従さんの素直で責任感が強く耐える力は天下一品だったのですが、これからは、もう少し周りの助けを受け入れ一人で抱え込まずに内側のみんなに相談して欲しいと思っていますよ。」
しすみん「しがみつく癖があるみたいだから お互いしがみつきたくなったら、自分の内側の私たちと向き合って対話をしようね。」
服従さん「ありがとうしすみん、すぐにぺこぺこして服従する前に、内側のみんなと向き合い、自分の尊厳を守る方向へ選択をするね。」
依存さん「服従さん、こんにちは。あなたは私の一時代20代のころの極端に共依存になっていたパーツさんよ。あなたは程よい相互依存を私と一緒に学んでいきましょうね。」
自立さん「服従さんはセラピーでセラピストさんに服従しようとしたでしょう。まるで一心同体にでもなりたいみたいに。あの態度はおかしいと思うよ。わたしはアナタにもっと主体性を持って欲しい。もうあなたは奴隷のような生き方はしないと決めてね。自分の道を自分の脚で歩いていきましょう。出会う人とは、たまたま旅を共にして助け合う感覚よ。とはいえ、これからは内側の私たちはずっと仲間だから安心してね、」
服従さん「私の甘えん坊は確かに生まれつきの特性だけど、そこのところは自立さんにも可愛いがって欲しいです。私も自尊心をしっかり持っておくようにしますね。よろしくお願いします。」
紫澄「さあ、私たちらしい人生の道の真ん中を歩く準備が整いました。目的地は愛と平和の共育ち家族です。その構築方法を学んでいますね。今日は、みんな幸せ感じてくれてありがとう。」