父からのDV

 

夜10時半ごろ、

 

何度も何度も、

 

タバコを買いに玄関を出ようとする

 

父をいさめて疲れてきた頃だ。

 

父ともみ合いになり、なんと、ついに、

 

父からヘッドロックと床に頭を押しつけられてしまった。

 

ヨボヨボおじいさんでよかったが、

 

渾身の力をこめて頭をギュッと抱えられたので

 

それなりに痛かったし、

 

床に頭を押しつけられるとまでは思わず

 

油断していたというか、切れる父に呆れてしまった。

 

こんなにまで自己中心的な男だったとは!!

 



 

 

 

  子どもの頃

 

 

私が小学生の頃、

 

夜中に両親が大声で夫婦げんかをよくしていた。

 

怯えて寝ながら、朝起きたときに、

 

お母さんが頭から血を流していたり、

 

目に青あざが出来ていた時のことを思い出した。

 

母は自分でガーゼを当てていたり

 

眼帯を着けていた。

 

どうしたのか聞くと、

 

「何でもないの」と言った。

 

母は、私たち子どもに「近所の人に聞かれたら、

 

お母さんはバイクで転んだと言いなさい。」と言って、

 

ガーゼを何とか隠しながら、

 

仕事や買い物に出かけていたと思う。

 

その時、父はもう仕事に行って家には居なかった。

 

 




 

  過去の再演


父は私を母と勘違いしてフラッシュバックを起こしていると思う。

 

 

 

老いた父はプロレスの技を私に仕掛けて

 

疲れたのか、10分後には寝ていた。

 

昨日より2時間早く22時40分に寝てくれた。

 

 

 

今回、父から、私も母と同じ目に合ったようだし、

 

当時の母の事情がやっと分ったし、

 

私が母と同化していて、相手の暴力暴言を許してしまう癖のルーツも分った。