思い出
私がもの心ついてから高校を卒業して家を出るまで
ホームステイ以外に実家で家族団らんを経験したことが無いと思う。
毎晩毎晩、酔っ払って帰ってくる父しか知らないと思う。
帰宅しなくなった時期もあることしか知らないと思う。
父は夜中の21時前に帰宅したこと無いと思う。
歳を取ってからは知らないが、、、
今でも悪い習慣が続いていた
義理の弟から、
「お父さんが飲みに出かけてしまう」
とは聞いていたが、その深い意味が分かっていなかった。
ココに転入して来ても、
財布の中身が空っぽにもかかわらず、
夜になると、ウロウロ、キョロキョロ、コソコソ外に出て行こうとする。
一緒に暮らしているのに、
夕飯後にもかかわらず、
こんなに認知症の父から目が離せなくなるなんて、
介護に心身とも苦労するとは思い及ばなかった。
アディクション
毎晩21時頃から、特にひどく、
魔のアルコール&ニコチン依存症の
症状が現れ出す!
父はタバコをひっきりなしに吸い出し、箱が空になる。
ドアを開けて外にタバコを買いに行きたがる。
私は何往復も玄関と部屋を行き来して、
24時頃まで父の依存症(習慣)に付き合いながら
父を部屋に連れ戻した、
束の間の合間に感慨にふける。
一体、私の過去子ども時代はどう過ごしていたのだろう。
父や母もまた、どのように家で過ごしていたんだろう。
頭の中は謎めいたままま不快だ。
DV加害者
父は私をにらみつけて
「てめえ、おかしいんじゃないのー」
「俺はタバコを買いに行きたいだけなんだ。」
「タバコ代ちょっと貸してくれ!」
「俺の邪魔するな。怒ったぞ-」
「おまえはバカじゃないのー」
絶対に負けない構えをする
私は被害者にならない
まず、依存症の要因は何だんだろう???
何を分かってほしくて、
俺のことを分ってくれないんだと怒っているんだろうな?
私は父と癒やしの旅に出る覚悟を固める。
かと言って、自分優先は欠かせない。
私は介護はしても、
お節介し過ぎたり
私は被害者にはならない。
私は境界線を知っている。
私は別の人間だと意識できる。
私は合理的に考えられる大人だ。
過去と現在は全く違っているのだ。