子どもの頃と新婚時代は親や夫のために「私さえ我慢すればいいだろう」と思い、
よかれと思って自分のニーズを抑え込んでいました。
そして、「母や弟や妹は幸せなはずだ」と思い込んでいました。
確かに、父は家族のために一生懸命働いてくれました。
確かに、私は長女として親からの愛情や金銭面の我慢して、弟や妹に譲ってきたと思います。
でも、「そんなことで母や弟や妹が幸せ」なんて、そんな馬鹿馬鹿しいことはありませんでした。
少なくとも妹は私が我慢していたために、私の重荷にならないように、迷惑をかけないように寂しかったと思います。
私が妹の立場だったら、どんなにお姉ちゃんにいろんな話をしたかったり、甘えたりしたかっただろうなと思います。
もちろん、私だって妹から話しかけられたり、甘えられたりしたら応えてあげたかった。
だけど、私にはそんな雰囲気はなかった。
私はいつも気持ちがいっぱいで神経質で苦労性で、妹にとっては全く頼ることが出来なかっただろう。
私と妹間だけでなく、母と娘の間も、夫と妻の間も同じで、
残念なことに家族の会話や支え合い頼り合い、甘えが出来ない機能不全家族だった。
その関係性の断絶が、取り返しのつかない結果を招いてしまった。
妹のこの世の最期の、私には虫の知らせがあった。
「妹と公園で花でも見ながらおしゃべりしたいな~~~」って気づきがあっていた。
でも、そんな温かい大事な良い気持ちまでも我慢して
私は貴重な瞬間を過ぎてしまった。
後悔しても仕方ないけれど、人や社会と関わることの大切さを私は軽視していた。
自分のインナーチャイルドのこともネグレクトしていたくらい。
そのことが、ここ一番の妨げになり、危機一髪を救うことが出来なかった。
これでは、自己嫌悪にもなるし、そんな人生は卒業したい。
私が感情をフルに感じ行動を起こせていたら、きっと、そうだったと思う。