□しっかりとした実績や実力があるにも関わらずなかなか自信が持てない。
□自分のパワーを信じることが出来ずにいつまでも結局ふりだしにいる。
□自分よりも周りの視線が気になり、ネガティブな状態に陥ってしまう。
「インポスター症候群」とは、自分の能力や実績を認められない状態を指すそうです。
仕事やプライベートを問わず成功していても、「これは私の能力や実力ではなく、運が良かっただけ、たまたま出来たに過ぎない」と思い込んでしまい、「次は失敗するに違いない」などと自分の力を信じられない状態に陥っている心理状態になっている。
症状としては、
●批判や失敗を怖がってチャレンジしない
「今は調子が良くても、いつか必ず失敗してしまう」「失敗して周囲から批判されるに違いない」と結論づけてしまい、失敗すると「やっぱりダメだ」「自分のせいだ」と思い込みます。
●自信が持てず、自己評価が低い
成功や実績は運や周囲のおかげと捉えて、実際には成果や実力があったとしても自信につなげられず、常に謙遜ばかりか自分を過少評価して、人からのあたたかい評価を負担に感じたり、不安に思ったりしてしまいます。
その背景には、「自分は成長してはいけない」という思い込みがあります。
この思い込みの原因としては、過去に以下のような経験やストレスがトラウマとなり、心理的負担や不安から心を守ろうとしているといわれています。
〇自分の成功や才能に対する周囲からのねたみ
〇いじめや仲間外れによる孤独感
〇失敗したときに周囲に叱られたり、馬鹿にされたりした
〇成長することで仕事量が増えたり、難易度の高い仕事を与えられたりすることに対する抵抗感
ほとんどは子供時代や新社会人の時に無意識のうちに「目立つよりも、周囲に溶け込んだ方が良い」「自分が成功するのは望まれていない」と刷り込まれて、自分の能力や実力に自信が持てなくなっています。
その背景には、
・子供のころから「個性」よりも「同調」が求められ、ほかの人と同じように振舞うように教育されてきた
・自分自身の成功よりも、周囲や組織全体の成功と優先するよう教育されてきた
・「女性は女性らしく、家庭的で控え目に」という価値観の人が多い環境で育った、または、そういう環境で働いている
では、「インポスター(詐欺師・偽物)症候群」を克服する5つのポイントとは、
1,今、ココに集中して、未来を心配しすぎない
ネガティブな思考にとらわれやすく、未来に対して不安に思って疲弊し、目の前にある物事に集中せず自信を無くしてしまいがち。まずは、今、ココに慣れてくると、今持っている自分の能力や価値にも段々と気付けるようになってくるはずです。
2,自分にも他人にも完璧を求めない
思い描く「成功している自分」と、自信が持てない自分とのギュアップに悩まされてガチです。そのため「今のままの自分ではダメ、完璧になって成功しなければ」と思い込んでしまう人も少なくありません。
3,自分より優秀だと思う人の中に身を置く
「自分に対する過度な期待や責任を持つこと」は悪化する原因の一つになります。
過度な期待や責任を背負わず、リラックスして物事に取り組むよう、自分よりも優秀なメンバーの中に身を置く方法もおススメです。分からないことや不慣れな仕事に、アドバイスやサポートをしてくれる人のいる環境のほうが、心理的負担を軽くすることが出来るでしょう。
4,褒められたら否定せず受け止める
褒められても否定したり、謙遜したりして、自分を過小評価している人が多いが、無意識のうちに、自分自身を過小評価し続けているうちに、自分の可能性をどんどん狭めてしまうことになりかねません。褒められたときや良い評価をもらった時は謙遜せずに、素直に受け止める姿勢を心がけることで自分に自信をつけることが大事。
5,小さな目標を立てて達成したら自分をしっかり褒める
自己肯定感が少ない傾向にあり、肥後おtから自己否定したり自分を卑下したりすることが癖になっています。そのため、どんなに小さな成功でも、まずは自分を褒めてあげる習慣をつけることが大切です。仕事に限らず、家事や趣味などでも、小さな目標や課題を設け、達成できた時には自分を褒めることを繰り返していきましょう。何度も繰り返すうちに、自己肯定力は自然と向上していくはずです。
インポスター症候群に悩む人は、どんな小さなことでも自分を褒めてあげることが大切です。自分の価値を受け入れ、自己肯定感を持つことが必要です。自分のできることからはじめて、少しずつ自己評価を高めるために、「毎日、自分の良かったと思うところを3つノートにつける」方法もおススメです。
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