いろいろな経験を重ねて生きてきても

 

人間関係がバッドエンドに終わると

 

その人との良かった日々まで塗り替えられて

 

全てが悪かったことになってしまう。

 

そんな体験ありませんか?

 

 

実は、それは良いことはシャットアウトして悪いことばかりがフィルターを通って見えていませんか?

 

 

そのような見え方を心理学では色眼鏡とかフィルタリングと言います。

 

 

例えば、

 

5年前に思春期の男の子を1年半ホームステイで預かりました。

 

最初来たときは、家族になる勢いで大歓迎をして受け入れた私ですが、ステイの終わりごろには、「なんて恩知らずな自己中心的でわがままな人なんだー」みたいにイライラした関係になってしまい、ついには、「最悪なゲストだった」と感じてしまっていました。

もちろん、2,3年経つと、「楽しかったことも良かったことも悪かったことも両方思い出す」ことが出来るようになったのですが、その時は全体を通して「悪いホームステイのゲスト」という評価になってしまっていました。

あまり、このようなことはないのですが、期間が長くなるとお互いに癖が強く出てしまうものです。

 

このように、ポジティブな「楽しい」「助かった」「嬉しかった」面はフィルターを通らず、ネガティブな要素しか思い浮かべられないのは認知の歪みです。

 

これは、誰もが体験しています。

もし、最近、何でもネガティブにとらえているな~とか、イライラしたり、モヤモヤが多いなと感じているならば、ぜひ、自分が色眼鏡をかけてものごとを見ていないか、フィルタリングをしていないか一度点検してみてくださいね。

 

いつからでも、気づいた時からハッピーエンドにすればいいだけです。