カウンセラーの先生へ
父の日を前に、つくづく「私は○○だったんだ~」と思ってしまいます。
(回想)
小さいときから私は絵に描いたようなお父さん子でした。
私は日焼けした肌で頼りがいのある力強い父が大好きでした。
私が泣いたら、母は馬鹿にするけど、父は味方でいてくれてそんな弱い私を助けてくれるウルトラマンのように感じていました。
でも、本当は、同時に、無意識には、別の気持ちもあったのです。
その一方の気持ちは 心の深くに仕舞い込んでずっと気付かずにいました。
けれど、大人になった今頃 どうも、その想いが私の気持ちを重たくして
生活を途絶えがちにしているようで困り始めているような気がしてきました。
(回想2)
私が小学低学年のころに母との仲が悪化し、父は帰宅しなくなってしまったのです。
その時の小さな私はこんな感じです。
「おとうさん、産まれたときは時は あんなに喜んで甘えさせてくれたのに
急に手のひらを返して 私の事を捨てて どこに行ったの?
私は父に裏切られたの?嫌われたの? 捨てられたの?」
その後も 高校生の頃まで父は仕事中心で
家で顔を合わせることがほとんどありませんでした。
思春期の私は父に将来の話がしたくてしたくて待ちわびるようにして
「早く帰ってきて、私を見て、私の話を聞いてよ!!」
心は父のことを怒って、父からの謝罪を求めています。
父が応えてくれることを期待して待っています。
また、寂しくて 寂しくて こころが死にそうです。
だから、ヘラヘラ、ニコニコしながら 寂しさをこらえて我慢しました。
「お父さん、 どうして? 私の事が嫌になりましたか?
私が弱くてウジウジしているから嫌いですか?
甘えん坊は相手にするの面倒くさいですか?
赤ちゃんの時、世界一大好きだと私に言ってくれたのは 何だったのですか?
もう 大きくなった私の事はどうでもいいのですか?
でも、こんなことばかり言って、ごめんなさい。
お父さんに愛されて、助けてもらったこともたくさんあるのに
お父さんを信じられなくて、こんなことを言う私で ごめんなさい。」
お父さんの愛は私には届いてきません。
私はお父さんを信じられずに、他人を信じています。
もうすでに 半世紀生きた今では、自分自身が壊れるのが怖くて、
無意識にお父さんを怖がり拒絶して それが対人関係に影響しています。
まさか、私は私の心にそんな寂しさの負担をかけていたのか!!と驚きです。
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実のお父さんとしっかり対話する必要がありますね。
エンプティチェアをやってみてください。
1.椅子を2つ用意して、お父さんが目の前の椅子に座っていると
2.外に出て「そうか。そう思っていたんだ」と感情解放する
3.次にお父さんの座っている椅子に今度はお父さん役になって座
4.外に出て「そうか。そう思っていたんだ」と感情解放をする
1~4を繰り返す
これをやってみてください。
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(再決断)
おとうさんより
「そうか、そう思っていたんだね。
お父さんはお金さえ家に入れておけば
家族みんなは幸せなんだと思わされていたんだよ。
本当はお父さんもみんなと仲良くしたかったのに
おまえと向き合わなくて、ごめんな。」
私は 自分がおとうさんから 愛されることを 許します。