私が心理カウンセリングを受けるようになってから、

ちょうど2年が経ちました。

 

カウンセラーさんは3人目で、落ち着いています。

クライアントの能力を信じて、無理に誘導したりしません。

 

そのためには、クライアント側も常に自己理解を深めるために

探求心をもっていることが必要になるとは思います。

 

 

 

最初のセッションは、夫が病気で亡くなり、小学5年生の息子が不登校になって

ちょうど一年たったころでした。

 

こころがボロボロに感じるまでに頑張っていました。

そして、その頑張りはほとんど空回りしていました。

 

「自分の気持ちが分からなくて、他人に振り回されている状態」

が辛いけれど、どうしていいか分からないというのが悩みでした。

 

独りぼっちで苦しんでいる私の

悲しい感情をいっぱいいっぱいカウンセラーさんに聴いてもらい。

涙をいっぱいいっぱい流しました。

 

いつの日か、私もこんな悩み相談を受ける側になりたい。

いつの日か、私も元気になって、人を癒す仕事がしたいと思いました。

 

その時の私は「一生懸命に頑張らなくては生ていけない。」

そんな思い込みがありました。過剰に勇み立っていました。

全身に力が入りっぱなしで緊張していました。

 

そんな時は、普通なら、人に甘えたり頼ったりして

助けてもらいながら乗り越えるのでしょうが、、、

 

「人に甘えたり頼ったりすると、ろくなことがない。」

「人を信じると、かえって傷つけられてしまうから怖い。」

という思考の癖を持っていました。

 

人生において、「ここでは、人の助けをえる」でしょう

という肝心なポイントで、自分が機能不全に陥って

しまっていたのでした。

 

私は子供の時からスポーツで精神を鍛えていたために

かえって我慢強すぎて、50代になるまで

理由も分からず、自己犠牲を強いる人生を選択していたのかもしれません。

 

そこから、

「人に甘えたり頼ったりする」ことができるようになるまで

なんと2年もかかってしまっていました。

 

いまでも、人に甘えることは大変緊張します。

お金を払っているにもかかわらず、人に頼ることは遠慮を伴います。

 

「できることなら、自分一人で頑張ってでもやりたい。」

と思ってしまいます。

 

そんな苦しい状態から下手な努力をあきらめて(手放して)

「できる人に甘えたり、頼ったりする」できるようになるためには

イメージトレーニングや言語化して甘える練習がいるのです。

 

そして、甘えて頼ってみて、

相手が笑顔だった。

嫌みや非難をしなかった。

安全だった。

 

そういう体験をすることが一番の薬になります。