オルテガイガセーの「大衆の反逆」を読んだ時の衝撃は今も忘れられません。そして反逆は今も続いています。指導者に対する尊敬や信頼を捨てれば自己主張だけが異様に残ります。そして自らが指導者になります。動物化した社会の様相です。自国第一主義でさえ他国を尊重することによって実現することに想像力が及ばないのです。実は解決は、格差をなくし、金権主義を無意味にすることなのかもしれません。しかし、そうした財産税、年々財産を減らしていく税法などは普及しません。まだまだ可能性があると思いたい。