昨日(7月18日)は、
港区聴覚障害者協会主催の「高田さんを励ます会」に参加しました。
当日は、出身地の荒川区聴覚障害者協会会長、役員の方々、荒川区障害者大運動会でお会いした方々もわざわざ港区までいらしてくださいました。
挨拶では、
デフリンピックのこと、競技、出場種目、質疑応答(陸上を始めたきっかけ、デフリンピックのルール、デフリンピックのスタート合図の方法、デフリンピック出場の自己負担額、参加国数、所属会社のこと、プライベートなことに関する質問などなど)、色々なお話をさせて頂きました。
特に、デフリンピックに関しては日本ではほとんど情報が流れていないので、自分と同じ聴覚障害者の方からも「どんな感じなの?」と色々な質問があり、「え~」「へ~そうなんだ~」ということばかりのようでした。今回の挨拶を通して、「デフリンピックとは何か」ということを自分からもっと発信していくことの重要性を改めて感じました。
挨拶終了後に、港区聴覚障害者協会の平井会長、荒川区聴覚障害者協会の大石会長から「ソフィアデフリンピック出場」の激励メッセージとカンパを頂きました。秘密裏にカンパを募っていたとのこと。本当に驚いています。
「高田さんを励ます会」終了後は、参加者の方々と写真撮影とプチサイン会。
特に写真撮影とサインに関しては、昔は「僕なんかでいいんでしょうか」と思うことが本当に多く、戸惑いもありましたが、今は喜んでくれる方々や子どもたちを見ると、そういう「僕なんかでいいんですか?」的な考えは持たず、要望に対して誠意を持って可能な限り対応していくことが大切だなと考えるようになりました。顔張ります!(*^_^*)
将来は港区聴覚障害者協会の役員になって積極的に様々な活動に参加してほしいというお話も頂きました。僕からは「競技引退後になりそうですが、是非よろしくお願い致します!」と。これまでの多くの支えに対して、恩返ししていけたらと思っています。 ※写真はモザイクをかけています。
「ところでなぜカンパ?」と思われた方もいらっしゃると思うので補足します。意外と知られていないことなのですが、オリンピック・パラリンピックの日本代表選手は原則自己負担ゼロで参加していますが、デフリンピックの日本代表選手は一部自己負担額があります。
オリンピック・パラリンピック同様に、デフリンピックにも国からの助成金支給はありますが、助成金だけでは自己負担額ゼロで参加することは不可能です。
では、なぜオリンピック・パラリンピックは自己負担ゼロなのか? オリンピック・パラリンピックの場合はスポンサー企業からのスポンサー費があるので、「助成金+莫大なスポンサー費」のおかげで自己負担ゼロでの参加が可能なわけです。
でもデフリンピックの場合は、スポンサー企業がほとんどないため、助成金だけでは足りない分(自己負担額)が発生するということです。
デフリンピック日本選手団の中で一番メダル獲得数の多い陸上競技の場合でも、約40万円自己負担です。これが全選手自己負担ゼロになるということを考えると、オリンピック・パラリンピックのスポンサー企業からのスポンサー費は相当なものだと思います。
陸上競技以外の他競技の中には自己負担額が100万円近くかかる競技もあると聞いています。日の丸を背負って、聴覚障害者のオリンピック『デフリンピック』に出場するのに大金を払って出場しているのが現状です。
※これは日本の場合です。他国の場合はオリンピック・パラリンピック同等扱いという国も多く、自己負担ゼロということが大半だそうです。
この「高田さんを励ます会」の後は、荒川区の鈴木かんたろう東京都議会議員から、寄せ書きの国旗を頂きました!これまた突然のことで驚きでした。本当にこの日はサプライズ連続。
「高田さんを励ます会」でもそうですが、自分が思っている以上に多くの方々に支えられている、応援していただいているということを肌で感じました。少しでも良い結果報告ができるよう、土産話(お土産も!)を持って帰れるように、という気持ちがより一層強まりました。
日本ではまだまだデフリンピックの知名度は低いですが、4年前の台北デフリンピック出場時は今回のように応援して頂けることがほとんどなかったので、 2009年台北デフリンピックからの4年間、自分を取り巻く環境を中心に、自分にできることをコツコツとやってきたことがデフリンピックのPRになり、結果として今回のような応援につながったのかなと思っています。
日本国内において、デフリンピックは、オリンピック・パラリンピックに比べると大きく遅れを取っていることには変わりはないけれども、そんな中でも少しずつ前進していっていると思います。この流れを自分のところで途切れさせず、次の世代の若い選手にバトンタッチできるようにしたいです。
多くの方々に支えられて…明日から赤羽のNTC(ナショナルトレーニングセンター)でソフィアデフリンピック出発前最終合宿です。気合いを入れて髪を切りました♪
デフリンピックまであと7日。
それでは!
感謝
Go for Sofia(2013 Summer Deaflympics)!
エイベックス・チャレンジド・アスリート
高田 裕士
iPhoneからの投稿
港区聴覚障害者協会主催の「高田さんを励ます会」に参加しました。
当日は、出身地の荒川区聴覚障害者協会会長、役員の方々、荒川区障害者大運動会でお会いした方々もわざわざ港区までいらしてくださいました。
挨拶では、
デフリンピックのこと、競技、出場種目、質疑応答(陸上を始めたきっかけ、デフリンピックのルール、デフリンピックのスタート合図の方法、デフリンピック出場の自己負担額、参加国数、所属会社のこと、プライベートなことに関する質問などなど)、色々なお話をさせて頂きました。
特に、デフリンピックに関しては日本ではほとんど情報が流れていないので、自分と同じ聴覚障害者の方からも「どんな感じなの?」と色々な質問があり、「え~」「へ~そうなんだ~」ということばかりのようでした。今回の挨拶を通して、「デフリンピックとは何か」ということを自分からもっと発信していくことの重要性を改めて感じました。
挨拶終了後に、港区聴覚障害者協会の平井会長、荒川区聴覚障害者協会の大石会長から「ソフィアデフリンピック出場」の激励メッセージとカンパを頂きました。秘密裏にカンパを募っていたとのこと。本当に驚いています。
「高田さんを励ます会」終了後は、参加者の方々と写真撮影とプチサイン会。
特に写真撮影とサインに関しては、昔は「僕なんかでいいんでしょうか」と思うことが本当に多く、戸惑いもありましたが、今は喜んでくれる方々や子どもたちを見ると、そういう「僕なんかでいいんですか?」的な考えは持たず、要望に対して誠意を持って可能な限り対応していくことが大切だなと考えるようになりました。顔張ります!(*^_^*)
将来は港区聴覚障害者協会の役員になって積極的に様々な活動に参加してほしいというお話も頂きました。僕からは「競技引退後になりそうですが、是非よろしくお願い致します!」と。これまでの多くの支えに対して、恩返ししていけたらと思っています。 ※写真はモザイクをかけています。
「ところでなぜカンパ?」と思われた方もいらっしゃると思うので補足します。意外と知られていないことなのですが、オリンピック・パラリンピックの日本代表選手は原則自己負担ゼロで参加していますが、デフリンピックの日本代表選手は一部自己負担額があります。
オリンピック・パラリンピック同様に、デフリンピックにも国からの助成金支給はありますが、助成金だけでは自己負担額ゼロで参加することは不可能です。
では、なぜオリンピック・パラリンピックは自己負担ゼロなのか? オリンピック・パラリンピックの場合はスポンサー企業からのスポンサー費があるので、「助成金+莫大なスポンサー費」のおかげで自己負担ゼロでの参加が可能なわけです。
でもデフリンピックの場合は、スポンサー企業がほとんどないため、助成金だけでは足りない分(自己負担額)が発生するということです。
デフリンピック日本選手団の中で一番メダル獲得数の多い陸上競技の場合でも、約40万円自己負担です。これが全選手自己負担ゼロになるということを考えると、オリンピック・パラリンピックのスポンサー企業からのスポンサー費は相当なものだと思います。
陸上競技以外の他競技の中には自己負担額が100万円近くかかる競技もあると聞いています。日の丸を背負って、聴覚障害者のオリンピック『デフリンピック』に出場するのに大金を払って出場しているのが現状です。
※これは日本の場合です。他国の場合はオリンピック・パラリンピック同等扱いという国も多く、自己負担ゼロということが大半だそうです。
この「高田さんを励ます会」の後は、荒川区の鈴木かんたろう東京都議会議員から、寄せ書きの国旗を頂きました!これまた突然のことで驚きでした。本当にこの日はサプライズ連続。
「高田さんを励ます会」でもそうですが、自分が思っている以上に多くの方々に支えられている、応援していただいているということを肌で感じました。少しでも良い結果報告ができるよう、土産話(お土産も!)を持って帰れるように、という気持ちがより一層強まりました。
日本ではまだまだデフリンピックの知名度は低いですが、4年前の台北デフリンピック出場時は今回のように応援して頂けることがほとんどなかったので、 2009年台北デフリンピックからの4年間、自分を取り巻く環境を中心に、自分にできることをコツコツとやってきたことがデフリンピックのPRになり、結果として今回のような応援につながったのかなと思っています。
日本国内において、デフリンピックは、オリンピック・パラリンピックに比べると大きく遅れを取っていることには変わりはないけれども、そんな中でも少しずつ前進していっていると思います。この流れを自分のところで途切れさせず、次の世代の若い選手にバトンタッチできるようにしたいです。
多くの方々に支えられて…明日から赤羽のNTC(ナショナルトレーニングセンター)でソフィアデフリンピック出発前最終合宿です。気合いを入れて髪を切りました♪
デフリンピックまであと7日。
それでは!
感謝
Go for Sofia(2013 Summer Deaflympics)!
エイベックス・チャレンジド・アスリート
高田 裕士
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