食器類、

捨てにくいと思っていた。

 

何度も挫折し、

妥協し、

「とりあえず」

「あっても困らないし」

「そんなに場所取るわけじゃないし」

と、

捨てられなかったな。

 

がんばって

無理矢理

いくつかを処分したことがあるが、

ものすごく

辛い気分になった。

罪悪感みたいなものなのかなぁ。

 

この子たちが

悪いことしたわけでもないのに

理不尽に捨てられてかわいそう、

ごめんね、

大事につかってあげられなかった

私が悪かった、

 

みたいな、ね。

 

もし自分がその立場だったら

絶対悲しくなるよなぁ、と、

いろんなものに対して思ってた。

 

その割に、

捨てないというだけで、

大事にしてたわけでもないのに、

勝手なものだ。

 

因みに私が

対人関係で

怖いと思ってたことって、

 

捨てられる、より

無視される、

気づいてもらえない、

だったっけな。

 

 

片付け祭り、

食器関連までは

今回はムリかと思っていたのだけど、

どうしても気になってしまって、

放置しておけず、

着手しました。

 

 

毎朝、

まず本日の一杯目に

何を飲むか、

から自分に問うじゃない?

 

とりあえず緑茶、

 

みたいなことは

やりたくないので、

 

毎日毎朝、

今飲みたいのは何?

(飲みたいか飲みたくないかも含めて)

とか、

ピンとくるものをさぐる。

 

たまたま、

朝の何杯目かに

飲もうと思っていたものに

合うコップがなかったのね。

 

ない、というか、

コーヒー飲むなら

このマグかな、

みたいなものがあって、

それは使っちゃってた、って

ことなんだけど、

 

まあ、

洗って使えばよかったんだろうけど、

 

思ったんだよ、

 

「いつも、コーヒーはこのコップ、って

決めてるけれど、

ホントにそのコップが

最適なのか?」

って。

 

コップ、いっぱいあるんだけど、

結局気に入ったものしか使わない。

使わないのだから、

他のものって

ないのと同じはずなんだ。

 

でも、

実際にはあって、

場所とってホコリためてる。

 

それってどうなんだよ?

 

 

※きっと、皆さんの家庭では

そんなことはないんだろうと思います。

片付けができなかった私の話です。

 

そんなの普通ないでしょw

って言える人は

それで困ってないのだから

読まなくてよいです。

あと、

そういうのはバザーやフリマに出したり、

とかいうコメントとか、要らんです。

そもそも、すでに

そういう話ではないんですけどね、

知識としてはわかってんだよそんなの!

その、いつか出そうと思ってた

バザーという幻想のせいで、

20年近くモノを保管し続けた

結果が現状なんだよ(´;ω;`)

 

この記事は

実は自分もそれ、心当たりが……

という方向けに書いてます。

 

 

じゃあ、あとでやろう、と、

一瞬思ったものの、

気づいてしまったからには

そのままにはできないよね。

 

明らかに現状が不快だと

認識してしまったのに、

そのままにしておくなんて

もうムリ。

 

家族が使ってるコップ類までは

いじれなかったけれど、

私の裁量の範囲内の食器類は

だいぶまとめることができました。

 

一度も使ってないものもあったし、

その時は気に入って買ったものもある。

コレクションアイテム的なものもあった。

 

昔は使ってたけど

今は使ってない

グラタン皿とかチャーハン皿とか

(そういうものを作らなくなった!)

全捨ての方向で。

 

ちゃんとした食器棚というほどのものは

ないのだが、

レンジ台(だと思う)の

上についてる戸棚に

私のつかうコップ類を収納することにし、

(※もちろん、そこに入っていたものは

全部出して一旦カラにした上で

やっております)

 

気に入っているものを

置いてみたところ、

 

本心から気に入ってるほどでもないものって、

置くとすごく違和感があるんだよね。

 

どうしたものかと

迷っていたものも、

そんなふうにして

残すものを決めました。

 

昔はそういう感覚が

全くわからず、

わかろうともせずに

とりあえず

積極的に不要なもの以外は

全残しと

疑いもしなかったっけ。

 

私が捨てるとか

絶対ムリと思ってた。

 

我ながら、

別人になったのかと思うくらいだよ。

 

 

何年か前、

その頃親しかった方から

プレゼントを頂いたことがあって、

食器類だったのだけどね、

「直接口につけるものだから、

ときめくものがいいと思うよ」

なんて、素敵なことを

おっしゃってくれて、

ああ、確かにそうよねぇ、

こういうところから

自分を大事にするって

やっていくべきだね、

なんて、思ったのね。

 

それまでの私の基準って、

かなり曖昧だったので、

おそらく自分では選ばなそうなもの

(主に価格帯的にと、手入れのラクさから。

そんなに高いものではないけど、

日常使いだからといって、

無難なものとか

その辺で買える安いものとか、

とにかくこだわりのないものを

選んでたから)

をいただいて、

おそるおそる

使ったりしてたことがあります。

 

当時はそれ以前に、

もっと自分に嘘つきで、

嘘つきなことを隠してたから、

そんな感動jもすぐに忘れ、

ラクに食器洗い機で洗える

今までのものに戻り、

そのうち、

その人とも疎遠になってしまったので、

見ると思い出して不快ゆえに

いただいたものも即

捨てましたけれどね(ニガワラ)

 

でも、

あの時に言ってもらった言葉は

全くそのとおりだと思ってます。

なので、

今回もそこは意識して

この先自分が使って

しっくりくるものだけを

残すことにしました。

 

多分、

まだまだ甘い気がするし、

あくまでも

「私が今持っているモノの中で

しっくりくるもの」

なので、

これがベストというわけではなく、

そこにこだわることも

ないだろうから、

 

もしかしたら今後もまた

懲りずに食器を買ったり

するだろうし、

買ったけどコレジャナイ、とか言って

捨てることにもなるのかも

しれないけれど、

 

試してみなきゃわかんないよ。

 

実際、今使ってるコップも、

猫がついた湯呑と

ペンギンの絵がついたマグ以外は

ホントにときめいているかどうかは

自信がない。

 

20160418_121036.jpg

猫がついてるんだよ(*´艸`*)

かわいくない?

 

それから、

残した食器も、

それがすごく好きで

残したというより、

手持ちの中で

使わないものは捨てた、

というだけで、

残ったものが

超好きなのか、

それでいーのか、と

言われたら、

 

いや、ホントはもっと

気に入ったものが

世の中にはあると思う、

 

と、即答できるよ。

 

 

それでも、

今まで

基本捨てないがデフォルトだった

私にとっては、

 

まずは最低限まで

捨てられたことは

確実に進歩だし、

 

何と言っても

「カツカツ」ゆえ(笑)

今すぐ食器を

全入れ替えのために

新調するわけにも

いかないし

(食器をやるなら、

その前に寝具を何とかしたい)

 

今できる中で、

最大限にがんばったから

悔いはない。

 

ただし、

その場のお得感を味わいたいだけの

ノベルティ類は

今後は絶対もらわない、とは

決心したけどね(*´艸`*)

もう、おまけとか要らないwww

 

あ、そうそう、

そうやって捨てたのだけど、

その時の私に

罪悪感とか躊躇はなかったか、ってことを

書かなきゃだよね。

 

若干迷うものもあったけど、

以前のような

ものすごい心の痛みは

感じなかったかな。

 

今まで放置してしまったことは

申し訳なかったけど、

ここで私の好きを選ばせてくれて

ありがとう、って、

感謝みたいな気持ちはわいてきた。

 

それまでは、

ずっと使わずに、

ただ棚に置かれて、

置いてたことも忘れてたくらいなのに、

こうして手放すと決断した瞬間に、

 

今までずーっと、

大事に使っていたものみたいな

愛着(未練とか執着じゃないよ)とか、

なんか、ずっといてくれたあたたかさ

みたいなものを

感じたんだよ。

 

それって、

食器に限らず、

他のものもそうだったかな。

 

洋服のときは、

まだ片付けの序盤だったから

あまりよくわからなかったけど、

雑貨関連あたりからは

そんな感じでした。

 

捨てるにせよ残すにせよ、

それを一つ一つ決めるごとに

どんどん私が

軽くなっていく気がしてます。