先日は、

23年前の自分からの

おもいがけぬクリスマスのプレゼントに

涙いたしましたが、

その時についでに

見つけてしまったものがもう一つ。

 

 

学生時代に

外部講師の荒川洋治さんと

カルチャーセンターの生徒さんたちとで作った

文芸同人誌です。

 

大学3年の時、

二択の講座のうち

どちらかを選ばなくてはいけないものがあり、

もう一方は三田誠広さんが講師の

実際に小説とか書く授業で、

いやいや、私は創作とかしないよ、って思って

消去法的に

荒川さんの現代詩の授業を選んだのがきっかけです。

 

後にこの時の選択は

私の人生を大きく変えることになったんですが、

まあ、これを選んでなくても

多分私の人生は

大きく変わってたのかもだよね☆

 

現代詩なんて興味なかったんですが

(そしてここだけの話、

実は今でもさほど興味はない)

荒川さんの授業が

とにかくおもしろくて、

もっと話を聞きたくて、

荒川さんがヨコハマで

朝日カルチャーのクラスをもってるときき、

当時住んでた練馬から

毎月通ったくらいのマニアっぷりでした。

 

この冊子は、

私が参加した

2回目のもので、

文芸同人誌なのに、

なぜか私は

マンガかいたのを載せていたんだな^^;

 

1回目に作ったときのことがおもしろくて、

ホント、ノートの切れ端みたいなところに

ざざっと「こんな感じでしたね」と

雑なレポートイラストを描いたのを

荒川さんに見せたところ、

「おもしろいじゃん、これ、

清書して載せよう」

ということになって、

同じものを描き直すことになったのでした。

そんなことなら

最初から丁寧に

原稿用紙にかいときゃよかったぜ、と

その時思ったっけな。

 

 

そんなことがあったということも

ずっと忘れておりましたが、

 

見れば多少は思い出しますわね(苦笑)

 

 

実は、

この同人誌、

私はずっと処分してしまったと

思い込んでおりました。

先日書いたとおり、

落合信彦の本全処分したくらいですからね、

これをとっておく理由がない。

というか、

少し迷ったけど捨てた、と

思ってたし、

多分それは事実じゃないかと思ってるんですよ。

 

でも、

しばらく前、

いや、結構前ですが、

そういえば何か、

昔描いてたことあったっけな、と

ふと思い出すことがあり、

アレって、どんなんだっけ?と、

ちょっと読み返してみたくなったんですよ。

その時は探したけどみつからなくて、

あー、捨てたんだったっけな、と

諦めたんだけど、

きっとこれって

量子力学的な引き寄せとか

具現化ってやつだなw

 

ってのはさておき、

 

これもまた

20年ぶりくらいに

読み返したわけですが、

 

「は?

今よりもきれいな線かいてるじゃね?」

 

というか、

今よりうまいんじゃね?

 

 

記憶は700%ウソというけれど、

私の中では、

お絵かきなんて

中学時代で諦めてた気がしてたんだけど、

 

あんだよ、結構大人になるまで

描いてたのね(滝汗)

 

ナンカスンマセン・・・

 

ここからは嘘偽りなく、

多分このあたり(この年に大学卒業して

編集の仕事に就いた)から、

私自身が何かを書くという行動は

次第に少なくなったはず。

私にとって、

自分が何かを生み出すということは

とても尊いことで、

眩しいことで、

私にはとてもそんなこと

できっこないと思ってしまったから、

やる気もおきなくなっちゃったんだよね。

編集者としての才能は

それ以上になかったんだけど、

事務作業はそこそこできたのでね、

何となくそれでいいような気がしていたけれど、

そうやって自分に嘘つきな態度とってるのは、

自分で一番わかってたんだろう、

結局、疲れ切って、逃げちまった。

ただ、その時に、

このままここにいたら私はダメになってしまう、

と、

自分を何とかしたいと

強く願ったことも確かで、

ただの逃げだけではなく、

結果として大きなパターン崩しになったことで、

それまで想定もしてなかった

新しいパターンの人生

(人と暮らすなんてありえねぇ教だった私が

こともあろうか、結婚した)

という

次なる挑戦の機会を

与えられることになるのだけれど、

それはまた別の話。

 

このメイキングマンガ、

別に超うまくはないけど、

こうしてあらためて見ると、

一応、まあ、アリかな、とか

思うのです。

まあ、読める範囲じゃないかな。

 

あんましその頃のことは

覚えてないのだけど、

これを描いた時に

すごく大変だった、という記憶は

ないのです。

卒論ほど楽しく描いてたかどうかはともかく、

まあ、ウチワネタではあるけど

おもしろがって描いたものではあるわね。

当然ながら、

当時デジ絵なんてものはなくて、

ペン先にインクつけて

トーン貼って削って描いてますので、

そんなにむずかしい絵じゃないにしても

それなりの手間はかかってたはずなのに、

すごく時間かかった、という意識はないし、

多分締切に間に合わないような時間は

かけてないと思う。

 

ってことはだよ、

今私が一コマ書くのに

何時間もかけてるとかいうのは、

どういうことなんだよ!

 

という素朴な疑問が

フツフツと湧き上がってきます。

しかも、線も汚い!

かといって、

アナログ絵描きをするつもりもないぞ。

じゃなくて、

やっぱり、私が惚れ惚れするような線って

デジタルじゃ描けないんだろうか?

というか、

私だから描けないのか?

いつか私でも

描けるようになる日はくるのか?

 

 

そして実は、

なんとこれ、

生の直筆原稿まで

保管してあったわいw

 

20年以上前に無料配布してたものだけど、

まあ、書いたの本人だから

自分のところは公開してもよいのだろう。

というわけで、

需要の有無はともかく、

スキャンしたので

ここに載せておきますよ。

 

めんどくさいのでトリミングしないでそのままです。

(クリックで拡大するかも。

画像一枚につき500kbくらいです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ホント、まだデジタル入稿なんて

ほぼなかった頃の、

古き良き時代の

編集作業風景です。

 

あらためて最終ページのスケジュール見ると、

結構短期間に作ってたんだな、と

あらためてびっくりだ。

 

宿題にしてた

「なぜ16P単位がよいのか」ってのは、

印刷所とかできあがりサイズにもよるけど、

印刷時に

でっかい紙に複数ページ割付して

裁断する都合上、

16の倍数だと、

用紙のムダがない、ということね。

表紙を別の紙にする場合は

20Pがベストになる。

(16の倍数+表紙4)

 

ちなみに、

夏コミで出した

『心屋解体新書』も

36Pでございます。

 

ちなみに、

白い生き物の薄い本は

表紙も本文も

同じ用紙にしてあるので8P

 

 

このマンガも、

ただおもしろかったことを

自分用に描いただけだったけれど、

 

いみじくも23年後の私に

 

そういえば私は

本が作れるんだった

 

と、

再認識と後押しを

くれることになったようです。

 

 

当時も、今でもそうなんだけど、

実は私は本を作ることって

自信がなかった。

編集者だったといっても、

メインは新聞だったので

本なんて時々関わったって

部分的だったし、

(表紙の絵とか写植とかの

受け渡しにいくとか、

ゲラ届けにいくとか、

要するにパシリがメイン。

それがコンプレックスで

会社終わったあと、

ナイショで本の編集の講座に

通ってた時期すらあったw)

なまじ編集者になってしまったおかげで、

目にするものも

求められるものも

求めるものも、

クオリティの高いものに

なっていたからね、

 

作業とか工程は知っていても、

とても私には

あんなすごいもの作れない、って

ここでもまた諦めてた。

 

そりゃそうだよ、

商業レベルで本作るなんて

1人じゃできないことで、

それこそ高いギャラを支払ってでも

装丁とか本文のデザインとかも

全部プロにそれぞれ委託するわけだし、

コンテンツは作家が書いてくるものだし、

編集者がそんなの全部できてしまったら

各ジャンルのプロの立つ瀬がないだろ。

 

でも、若い頃の私は、

いや、つい最近までの私は、

それを全部自分でできないと

できてることにならない

それができないなら

手をだすべきじゃない

 

みたいな

窮屈な考えで生きてたのね。

 

自分がそうだから、

他人にもそれを求めてたし。

 

超ウケるんですけどね(*´ω`*)

 

 

ああ、そういうことか、と、

今ならわかります。

 

そして、

このタイミングで

わからせてくれるように、

23年前の私は

こんなところに

種を蒔いていたようです。

 

 

ということは、

もしかしたら

今私がしていることも、

 

23年後の私を

インスパイアしてくれる何かに

なるのかもしれないね(*´艸`*)

 

 

見てるか~? 自分!

たまには昔の絵でも見て

涙しろwww

 

 

いつだって、

自分を救えるのは

やっぱり自分自身だけなんだよ

下矢印下矢印下矢印

 

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