美幌駅 ～屈斜路湖を望める峠の駅～
美幌駅は、1912年（大正元年）10月に開業した石北本線の駅です。
1924年（大正13年）に、美幌と釧路を結ぶ計画の路線の一部・相生線が開業しますが、釧路まで達することなく国鉄時代の1985年（昭和60年）に廃線となってしまいました。
駅スタンプには美幌峠から眺める屈斜路湖が描かれています。屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖で、今から30年ほど前には未確認巨大生物が目撃されとされ、「クッシー」騒動があったことを思い出します。
美幌駅は相生線が廃止された1985年（昭和60年）に改築されました。当初は「交通記念館」が併設され相生線の資料が展示されていましたが、現在は閉鎖され私が訪ねた時には地元野菜などの産品を販売するコーナーとなっていました。
美幌駅は札幌と網走を結ぶ特急「オホーツク」が停車します。
美幌駅を出発する特急「オホーツク」の背後に見えるホーム跡が相生線のホームだったようです。廃線から30年が経過し「交通記念館」が閉鎖された今、美幌駅で相生線の痕跡を示す唯一の遺産となっています。
このスタンプは2012年7月21日に押印しました。
