函館駅 (函館本線) のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

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全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

函館駅 ~函館山ロープウェイと函館ハリストス正教会~
 
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函館駅は1902年(明治35年)12月、現在地より北東に1.3kmほど離れた地に北海道鉄道函館駅として開設されました。2年後に現在地に2代目の駅舎が開業し、長きに渡って青函連絡船で本州とを繋ぎ、北海道の玄関の役割を果たしてきた駅です。
 
駅スタンプは2つ設置してあり、どちらも「函館山ロープウェイ」と「函館ハリストス正教会」という観光名所が描かれています。一方のスタンプは、函館名物である「いか」で枠取りがされたユニークなスタンプです。
 
私が北海道を初めて訪れたのは今から30年ほど前の学生時代ですが、まさに北海道の第一歩を記したのが函館駅でした。当時は青函トンネル開通前で、上野を夜行急行「八甲田」で立ち、青森から青函連絡船「羊蹄丸」で4時間ほどかけて函館へ渡りました。その時の手帳が奇跡的に残っており、函館を14:55発の北斗5号で札幌へ向かったことがメモされています。
1988年(昭和63年)3月に青函トンネルが開通し、現在では新青森と函館を特急「スーパー白鳥」が2時間ほどで結ぶ距離になりました。
 
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スタンプに描かれている函館山は戊辰戦争の舞台の一つですが、現在では山頂からの夜景が美しく観光客が絶えません。
初めて北海道を訪れた際、青函連絡船の中で函館で旅館経営している女将さんと知り合いになりました。「東京へ帰る前にぜひ寄りなさいよ。」と言われ、北海道を一周して函館に戻った際、美味しい料理をいただき、「最後の夜だから・・・」と言って、ロープウェイの営業は終わっていたもののタクシーで函館山の山頂まで案内していただき宝石を散りばめたような100万ドルの夜景を見た感動は今でも忘れられません。
 
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当時の函館駅は赤い三角屋根を持った味のある駅舎でした。しかし、この駅舎も2003年(平成15年)に新しい近代的な駅舎に建て替えられてしまいました。
旅行や出張で函館に立ち寄るたびに、親切にしていただいた女将さんの旅館を探すのですが、駅周辺はすっかり変わってしまいどの辺りだったのかすら分からなくなってしまいました。
 
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来年度には北海道新幹線が開業予定ですが、将来札幌へ延伸する際にスイッチバックを余儀なくされるため新しくなった函館駅へ新幹線は乗り入れません。函館駅が北海道の玄関という主役の座を隣の新函館北斗駅に譲る日ももう間近。誰もが青函連絡船で函館に上陸し、函館駅から列車で札幌へ向う・・・という旅行は、もはや昔話になります。
 
 
このスタンプは2012年3月6日に押印しました。
 
 
<関連スタンプ> 函館朝市「どんぶり横丁市場」の記念スタンプ
 
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