鬱のなかで誰にも言えず苦しみ

それは自分で自分をいじめているだけで

自分を助けるのは自分しかいないと

覚悟を決めるまでの自作自演だった

 
「自分」というものが

実は環境や教育、外の要因、

そして他ならぬ自分自身で作りあげていた偶像

その偶像に怯え

負の感情を自分好みに味付けして批評し

また怯える

 
その自作自演の半生をぶっ壊し

自分の魂を主人公にすえ

監督兼脚本家である神に配役をまかせ

しかし、魂はアドリブを好むもの
 

魂は、神に勝負を挑む

変化、柔軟性、芯の強さという

アドリブを武器に勝負を挑む

 
挑むか、死を選ぶか

自分自身に迫ったとき

肚は決まっていた

 
挑む

 
 
阿息観の呼吸

うねるようなエネルギーを丹田に練り

灼熱に燃える炎が生まれる

脊椎を焼きながら上昇するエネルギーは

抑圧した感情やカルマさえも焼いていく

 
高熱のなかでとりもどした本来の自分
 
 
みえる世界が変わった

 
 
それが2014年春の出来事

 
 
昼は会社員として働き

夜は自分と向き合うために内観の毎日

 
 
自分のなかの隠していた闇をみつけるたび

恐れ怯え、泣き叫びながら向き合い

狂人のような夜を過ごし

朝になれば普通の顔をして出社する

 
逃げることは許されず

天国も地獄も繰り返しやってくる

すべて自分のなかの世界

 
 
内観と並行して起きる現実の出来事

それもまた、天国と地獄

現象と自己内面の、表裏一体

 
すべてに意味があり

すべてに学びがあることの

ありがたさ

 
 
人が人とつながる意味とは

出会いや別れの意味とは

なぜ人に感情があるのか

愛と、憎しみ

同根という真相

 
なぜ生きるのか

体験するため、したいがため

 
 
死の先にも生があり

繰り返されるということ
 
それを知っているということ

 

命を使って生きるということ

それが使命の意味すること
 

いま、使命を生きる先達や仲間がいること

 
ありがたい
 

なんて言葉にならないんだろう

 
ありがたい

ありがたい

ありがたい